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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica26反逆の騎士隊〜Orange Rhododendron〜
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の被害を出さないように細心の注意は払ってるんだろうね。騎士団が目的のために無辜の民間人すら犠牲にするってことにならないように。ま、ヴィヴィオ達を拉致すればそんなこと意味なくなるんだけど。

『ふむ。・・・話は判った。僕たち管理局には何をしてもらいたい?』

「俺たちの推測が正しければ、大隊壊滅後の騎士団は今の局以上の低迷期に入るだろう」

「何せ大隊って言う犯罪組織を利用してか、もしくは造って管理局の評判を落とし、騎士団の評価を上げるっていうマッチポンプを仕出かしたんだから」

しばらくは後ろ指を差されるだろうね。今は素晴らしいって褒め称えてくれてる世論も、真実が伝われば一気に反転して袋叩きにしてくるかもしれない。まぁ教会と騎士団の暴走を事前に察知できなかったわたし達フライハイト家や六家が間抜けだったって話だ。非難は甘んじて受けよう。

「その間、騎士団の機能は著しく低下すると思うの。管理局は、騎士団再興まで頑張ってもらいたいってことになるわけで・・・」

最悪、下手したらわたしはこのまま騎士団に残ることになるかも・・・。ミヤビとの約束も果たせず、ルシルと最後まで同じ部隊で頑張っていきたかったな・・・。

『ただでさえ人手不足なんだが・・・。そこで騎士団の活動が低下すると、大隊の抑止力も失っていることで犯罪率が一気に上がりそうだな・・・』

文字通り頭を抱えたクロノには何も言えない。ルシル達も俯いてるし。大隊を潰すと管理世界の秩序が崩壊しそう。ひょっとして大隊の活動を許した時点で負けてるのかも・・・。

「それでも大隊は潰さなければならない。ヴィヴィオ達が安心して生活できるように。いつまでも拉致に怯えさせて良い訳がない・・・!」

ルシルの力強いその言葉にクロノも『あ・・・ああ、その通りだ!』って力強く頷いて、もちろんわたし達も「勝つぞー!」って拳を振り上げた。ヴィヴィオ達のためにも、なのは達のためにも、拉致されて犯罪者の濡れ衣を着せられてるアリサやミヤビ、他の局員たちのためにも、最後の大隊は必ず叩き潰す。

『他には何か話は無いか?』

わたしは腕を組んで、クロノの問いに対して「う〜ん」と唸った。大隊関連じゃないとは思うけど、一応は伝えておこうか。

「最近、フライハイト邸が窃視・盗聴されてる節があるの」

『大隊か!?』

「ううん、たぶんベルカ関連だと思う。何せうちにはイクス、ヴィヴィオ、アインハルト、フォルセティが居るし。彼女たちへ窃視や盗聴が目立つし」

『犯人は判っているのか、その様子だと・・・?』

「この屋敷にはルシルの魔術による加護があるの」

ルシルへと視線を移すと、「魔法やスキルによる干渉を行えないようにしてあって・・・」って前置きして、魔法・スキルを使った攻撃や転
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