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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica26反逆の騎士隊〜Orange Rhododendron〜
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の教会と騎士団は信じてないからね〜」

「独立賛成派はもちろん、私たちと同じ反対派の中にもスパイが居ないとは限らないからさ」

「信じられるのは、この場に居る隊のみんなだけ」

カリムやシャッハすらも疑いに掛けてる。母様や父様ですら元は反対派だったのに今や賛成派になってしまってる以上、普段どおりとはいえカリムやシャッハも、偽者と入れ替わっていないって断言できる状況じゃない。だからわたしの隊のメンバーを全員、お互いにフォローしやすいように実家に住まわせてるし、仕事中だって常に2人1組で居さしてる。偽者と入れ替えさせる隙を与えない為にさ。

「で、クロノ。わたし達は早々に大隊を壊滅させて、教会と騎士団を正常化させたいわけ。だから大隊を釣ることにした」

『釣る? スパイでも送り込むのか?』

ミヤビについては話せないかな。アリサと同じようにオリジナルが捕まっている限りは・・・。わたし達が沈黙したことでクロノが『どうした?』って訝しんできたから、わたしは小さく首を横に振って、「ヴィヴィオを囮にする」って伝えた。

『っ!! 連中が狙っているヴィヴィオをか・・・!? 本人やなのはやフェイトにはどう・・・!』

「すでにヴィヴィオがなのはとフェイトを説得し終えてるし、囮になるって作戦はヴィヴィオ自身からの提案なの。わたしとルシルはその提案を基に囮作戦を練り上げただけ」

『・・・本人たちが納得済みなら僕から言うことはない』

口ではそう言ってるけを妹のフェイトや、なのはの心情を慮ってか苦い表情を浮かべてるクロノ。でも安心して欲しい。ヴィヴィオへの危険度は極力低くなるように組み立ててある。ちょこっと隠し事をした上でクロノに囮作戦の内容を伝える。ヴィヴィオやフォルセティ、イクスにアインハルトには、発信機の役目を有するルシル特製のミサンガを身に着けてもらっていて、転移で拉致されたとしても転移先の座標を知れるというもの・・・って。

「ヴィヴィオ達の誰が拉致されたとしても危害は加えられないはず。加えるつもりなら拉致なんて考えはまず出てこない。何かに利用するためと考えられるから、利用される前に助け出す」

『なるほど。他の子供たちが拉致される可能性は? ヴィヴィオ達と交換という形を持ってくるかもしれない』

それは考えてた。コロナやリオといった友人たちを先に拉致して、ヴィヴィオ達と交換するよう脅迫してくるかもしれないって。

「大隊は今のところ、犯罪者にしか手を出してない。民間人の安全には注意を払ってるし。だから、いくらヴィヴィオ達を拉致するためだからと言って関係のない子供たちを拉致したら、それこそクズの所業。その手段を選んだ時点で奴等の正義は終わる」

万が一に大隊と騎士団の繋がりがバレた場合のことを考えて、民間人へ
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