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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第64話:完全体
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「究極体どころか完全体への進化すらままならない。正直まだあいつが完全体を完全に支配出来ていない今がチャンスなんだけどな」

「一乗寺治さんの行方は未だに不明です。正直どこに彼の拠点があるのか…」

拠点さえ発見出来れば総攻撃を仕掛けて治を現実世界に叩き返すことが出来るのだが、やはり簡単にはいかない。

「そこでだ。俺達もパワーアップしないといけないなと感じてるんだ」

「パワーアップ?」

ブイモンの言葉に丈は疑問符を浮かべた。

「変態仮面の拠点がすぐに見つかればそれでよし。でもそうでない場合、完全体とやり合う確率は凄く高くなる。だからテイルモン達にも完全体のアーマー体に進化出来るようにしたい」

「完全体のアーマー体?サジタリモンみたいな?」

「まあ、そんな感じだ。まあ、サジタリモンの場合はデジメンタルの力を戦闘面に振り分けたから完全体級の力になったわけで例外だなあれは。ブイモン一族とテリアモン一族とロップモン一族以外の古代種がアーマー進化で完全体の力を使うにはメタル属性の…奇跡のデジメンタルが必要なんだ」

「奇跡のデジメンタルって、ブイモンがマグナモンにアーマー進化するために使うあれよね?」

空がブイモンがマグナモンにアーマー進化するために使用する希少なデジメンタルを思い出しながら尋ねる。

「そう、多分これからの戦いを乗り切るには奇跡のデジメンタルの力が必要になると思う。」

「マグナモンに進化出来ればあっさり片付くのにね」

究極体の中でも上位に位置するマグナモンの力ならすぐに治を叩き潰せると言うのに。

「デジタルワールドの安定のために使われてるんだ。すぐには返せないんだってよ」

勿論ブイモンだって分かっている。

マグナモンの力さえあれば治如き一瞬で終わることを。

しかし大輔の奇跡のデジメンタルは特別中の特別で、デジタルワールドの安定のために使われているのだ。

「だから、ゲンナイの爺さんに奇跡のデジメンタルを新しく作れと脅し…ゲフンゲフン。じゃなくて頼んだんだ。メールで」

「今、脅したって言おうとしただぎゃ」

「メーン!!」

「だぎゃああああ!?」

ウパモンの脳天に叩き込まれる竹刀。

ウパモンの意識は深い闇の中。

「とにかく、ゲンナイの爺さんが奇跡のデジメンタルを製作中なんだ。正直どこまでかかるのか…」

高純度クロンデジゾイド、莫大なエネルギーと、どこまでかかるのやら。

因みに無理とかほざいたらミミに頼んでヌメモン軍団を押し寄せさせると念を押したので大丈夫…なはずだ。

「とにかく、それまではブイモン達に踏ん張ってもらうしかないわけだな」

太一が戦力強化が出来るまではサジタリモンに頑張ってもらう
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