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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第64話:完全体
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念写真も撮ったろ。苦楽を共にした俺達の友情はそんなガラクタに操られちまうくらいに弱いものなのかよ!!」
「一緒…記念…写真…?」
徐々に理性を取り戻していくアンドロモンの目。
サジタリモンは最後の一撃を叩き込む。
「目を覚ませ、アンドロモン!!」
額に拳を叩き込むとそれが気付けとなったのか、アンドロモンの目に理性が戻った。
「ブイモン…?」
今まで錆付いていたアンドロモンのデータが突然クリアになって行く。
3年前の姿。
とても小さく、弱いが強い存在達。
選ばれし子供達。
苦楽を共にした大切な仲間達。
「目、覚めたか?この大馬鹿野郎」
「ああ、面倒をかけた…私はこれで操られていた…」
アンドロモンが輪に手を伸ばし、それを砕いた。
「ダークタワー…よくも私達を…!!ガトリングミサイル!!」
両胸のミサイルハッチから、2発のミサイルが発射され、ダークタワーは破壊された。
途端に、ガードロモンにはまっていた輪が機能を失い、彼らの動きが止まった。
すぐさまアンドロモンは書き換えられていたデータを上書きし、ガードロモンを再起動させる。
「私ハ、もう2度とカイザーの思い通りにさせないよう、この街を守る」
アンドロモンはそう宣言し、大輔達はこの街をアンドロモンに任せる事にして現実世界に戻るために街の外に。
「大輔君!!ヒカリちゃん!!」
「大丈夫だったかい?」
タケルと賢が急いで駆け寄ってくる。
サジタリモンの姿を見てどうやら無事にダークタワーを破壊したようだと悟ったようだ。
こうして現実世界に戻り、心配した家族や仲間に怒られた大輔とヒカリであった。
「(それにしても完全体を出してくるとはなあ…正直今のままじゃヤバいと思うんだよな。だって俺以外完全体への進化出来ないし)」
不完全とは言え完全体を出してきた治にブイモンは少しだけ危機感を抱き始めていた。
そして今回、大輔達はパソコン室ではなく火田家の道場に集まっていた。
「さてと、みんなが集まったから、これからのことについての会議を始めます」
「おう」
大輔が全員を見渡しながら言うと、太一が頷いた。
「えっと、みんなが知っての通り、デジモンカイザーもとい一乗寺治は不完全とは言え完全体を支配し始めています。アンドロモンを出してきたのがその証拠です。」
「そうだな」
大輔の言葉にヤマトが頷いて、話の続きを促す。
「今は不完全だけど完全な支配が出来るようになったら俺達はかなり不利な状況になります。何故ならブイモン以外完全体への進化が出来ないからです」
「そうだよなー。俺達は紋章の力をデジタルワールドに使っちまったから…」
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