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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第61話:完熟野菜
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ブイモンがテイルモンの好物のチーズ入り蒲鉾を食べて、仕返しにテイルモンがブイモンのお菓子を食べたんですよ」
「それでブイモンが怒ってこんな大喧嘩になったんですよ」
大輔とヒカリの説明にヤマトとタケルは納得したようだが、同時に呆れた。
「食い物でか?それにしてはやり過ぎだろう。下手すれば俺達に椅子が直撃してたぞ」
「それは仕方ないですよ。デジモンからすれば食事は数少ない娯楽だし、デジタルワールドの冒険もあいつらからすれば普段と何も変わらないし」
「あー、確かに言われてみれば…」
確かに自分達にとってはハチャメチャかつ浪漫に溢れたアドベンチャーだったのかもしれないが、デジモン達からすればただ単に移動距離が増した程度でしかなかったのかもしれない。
「…ところでヤマトさん。何か用があってお台場小学校に来たんじゃないんですか?」
伊織がヤマトに尋ねると、ヤマトはブイモンとテイルモンの喧嘩によってここに来た理由を忘れていたようでハッとなる。
「そうだガブモンだ!!ガブモンからSOSが来たんだ…でもこれじゃあ難しいか?」
「ああ〜!!パソコン室がグチャグチャに!!」
パソコン部の部長である京が滅茶苦茶となっていくパソコン室に悲鳴を上げる。
「待っていたわ…この時を!!」
「俺もだ…覚悟しろ!!」
「「でやあああああ!!」」
互いに全身全霊の一撃を叩き込もうとした瞬間。
「いい加減にしろこの馬鹿コンビがああああ!!」
「「ぶっ!?」」
タケルから帽子を拝借し、ブイモンとテイルモンに猛烈な勢いで叩き付けて撃破した大輔。
「流石ね大輔君!!」
「いやヒカリちゃん、大輔君が色々可笑しいことにツッコもうよ。僕の帽子は喧嘩を止めたり、気絶させるための道具じゃないんだけどな…」
帽子を回収しながら呟くタケルであった。
そしてデジタルワールドに向かうことになったが、京は残るようだ。
「私は残ってるわ。D-3無いし、ポロモンがこんな状態だし」
京の視線にはボロボロのポロモンが気絶していた。
「ポロモンの奴、酷い怪我だな。一体誰にやられた?」
「くっ、私ですら気付かない程に気配を消すのが上手い奴が潜んでいると言うの?」
「あんたらポロモンをぶっ飛ばしといてよくもぬけぬけと…おまけにパソコン室も滅茶苦茶だし…」
光子郎にD-3のメンテナンスを頼んでいた京は留守番することに。
全員がいなくなって京は改めて周囲を見渡す。
ブイモンとテイルモンの喧嘩で滅茶苦茶になったパソコン室を。
「これ…私が掃除するの…?」
京の空しい呟きが滅茶苦茶になったパソコン室に響き渡った。
デジタルワールドに着いた子供達。
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