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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第56話:02
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は困難だった。
「2年前に行方不明になった…2年経過で太一さん達くらいの年齢ね…現実世界に戻って調べて見るかな」
「よし、それじゃあ始めるか?」
「よーし、頼むぜ大輔!!」
「おう、デジメンタルアッ…」
大輔がアーマー進化の際に必要な台詞を言い切る前に地響きが起こる。
「これは地震か!?」
「いえ、太一さん。あそこ!!」
倒れそうになる芽心を支えながら太一が地響きの原因を探る。
しかし芽心が指差した方向を見遣るとモノクロモンがこちらに向かってきた。
「げえ!?こいつ俺達を追いかけ回してくれた奴だ!!」
「上等よ、私が返り討ちにしてやるわ!!」
「おい馬鹿、止めろネズミ!!お前成熟期でも身体能力が初期化されたせいで弱体化してるだろ!!」
「誰がネズミよ!?って言うかそれはあんたも同じでしょ!?」
「何だとう!?」
「喧嘩してないで早く戦えーーーっ!!」
太一が思わずツッコミを入れると大輔は勇気のデジメンタルを掲げた。
「頼むぞ、アーマー進化が出来れば…デジメンタルアップ!!」
「ブイモンアーマー進化、フレイドラモン!!」
炎を突き破ってフレイドラモンは一気にモノクロモンに突撃する。
「喰らえ、ファイアロケット!!」
炎を纏った体当たりを真正面から叩き込み、モノクロモンを洞窟の外に叩き出した。
「ふう…ようやく思いっ切りやれるなあ…洗脳されてるお前には悪いけど全力でボコる!!」
追いかけ回された恨みもあるためか、フレイドラモンの身に纏う炎の勢いが以前より激しい気がする。
「行くぜ!!」
モノクロモンが向かってくるフレイドラモンに向けて火炎弾を放つ。
「はああああ!!」
モノクロモンの火炎弾を拳で砕きながら、モノクロモンの顎を蹴り飛ばしてひっくり返らせる。
「モノクロモンの相手は慣れてる。弱点は外郭に覆われていない部分!!終わりだー!!」
跳躍して一気に急降下しながらの踵落としを輪に叩き込んで破壊した。
次の瞬間、モノクロモンの瞳に理性が戻る。
「流石、フレイドラモン。戦い慣れてるな」
「ふん、私だってあれくらい出来るわよ」
「変な対抗意識を持たないの。」
太一の言葉に膨れ面しているテイルモンの頭を撫でながら、モノクロモンを撫でる。
「どうやら比較的大人しい個体のようだね」
「うん…と言うか今まで僕達が見てきたのがおかしいんであって、モノクロモンは穏やかなデジモンなんだけど…それにしても、あんな大人しいデジモンを操るなんてどうかしてるよ」
賢の言葉にタケルは微妙な表情を浮かべる。
今までは敵の部下だったり、理性無しのせいで凶暴な奴ばかりだっ
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