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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第56話:02
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のに人間がデジタルワールドに…何時ぐらいから?」
大輔が尋ねると、ブイモンはユニモンから聞いたことを思い出しながら説明する。
「何でも2年前辺りから現れて黒い輪を解き放ってたらしいな。ゲンナイの爺さんが気付かないくらいひっそりと」
「あの爺には最初から期待してねえから。でももう大丈夫だ。俺達がお前達を進化させてやる!!」
「それが太一、駄目なんだよ。僕達進化出来ないんだ」
「は?」
アグモンの言葉に唖然となる太一。
「僕達、何度も試したんだけど進化出来ないんだ」
「何で?」
タケルがパタモンに尋ねるが、パタモンも分からないのか首を横に振るだけ。
「メイちゃんも出来ないの?」
「…うん」
メイクーモンすら進化出来ない状態に全員はどうするかと頭を悩ませる。
「大丈夫だ、3年前の冒険や2年前の戦いだって乗り越えてきたんだ。俺達全員の力を合わせれば何とかなるって!!」
「ブイモン…」
テイルモンはブイモンに気付かれないように微笑んだ。
何時も喧嘩ばかりだが、こういうところはテイルモンも信頼しているのだ。
「それに普通の進化は駄目でもデジメンタルを使ったアーマー進化はどうかな?」
「何だその刃が生えた駝鳥の卵は?」
「自分の紋章の基にもなったデジメンタルに何てこと言いやがる。これは俺がフレイドラモンに進化する際に使う炎属性もとい、勇気のデジメンタルだよ」
「アーマー進化か?」
「ああ、デジメンタルの力を使ったアーマー進化なら戦えるんじゃないかと思うんだ」
「なる程、やってみる価値はあるな。ブイモン、久しぶりのアーマー進化。やってみるか?」
「おう!!…と言いたいんだけど、ここじゃあ見つかるから俺達がついさっきまで隠れていた洞窟に行こう。試すのはそれからだ」
「確かに、その洞窟に行こう」
比較的安全な洞窟で実験することにして、洞窟に向かう途中で会話する大輔達。
「とまあ、デジモンカイザーはデジタルワールドでやりたい放題なわけだ」
ブイモンは何とか集めたデジモンカイザーの情報を大輔達に伝えると、ヒカリは思わず声を上げた。
「人間がデジモン狩りだなんて……デジモンの王なんて……馬鹿みたい!!」
「馬鹿だとかそう言う次元のレベルの奴じゃねえと思うけどな俺は」
「全くだね、第一デジタルワールドを支配して何になるんだい?」
「それは…支配者になりたいからじゃないんですか?」
「デジタルワールドを支配しても得るものなんかありませんよ。寧ろ自分の敵を増やすだけだと思います。」
芽心の言葉に賢は2年前のことをゆっくりと思い返してみる。
いくら天才の賢でも2年前のことをすぐに思い出すの
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