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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第56話:02
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オッス、俺ブイモン。

単刀直入に言おう。

今、最高なまでに大ピンチである。

全員集めてデジモンカイザーをボコボコにしようと思って行動しようとしたのはまあいいとして、ただいま合流したアグモンやパタモンやメイクーモンと共に森の中を爆走中である。

「だああ、もう!!弱体化してなきゃあんな奴ら一捻りなのに!!」

「愚痴っても仕方ないでしょ!!足動かしなさい足を!!」

「くそう!!これも全てゲンナイの爺のせいだー!!」

モノクロモンに追いかけ回されるブイモンの叫びが響き渡った。

一方、現実世界のお台場小学校では。

「そう言えば今日だったよな。タケルがお台場小学校に転校して来るのは?」

「ああ、そうだったね。すっかり忘れていたよ」

「賢君、酷い」

大輔が今日からタケルが来ることを話題にすると賢が興味なさげに言い、ヒカリは苦笑した。

そして担任の先生がやって来た。

そして現れた金髪碧眼の少年に3人は笑みを浮かべ、少年もまた3人の視線に笑みを浮かべた。少年の席はヒカリの隣だ。

「久しぶりだね」

「うん、タケル君も」

「大輔君と賢君は?」

「相変わらず、ブイモン達がいなくなってから少し物足りなさそうにしてるけどね」

「そっか」

それを聞いて少年…タケルは少し遠い目をする。

少し前にデジタルワールドに帰したパタモンを思い出したのだろう。

「今日ね、学校のパソコンからデジタルワールドに行こうと思ってるの。」

「え?本当に?」

「本当、お兄ちゃん達も誘ってるから一緒に行かない?」

「うーん、じゃあ一緒に行くよ。でもパソコン室どこ?」

「私達が案内するから大丈夫」

ヒカリの魅力的な提案にタケルが首を縦に振ると、放課後はまだかとワクワクしていた。

一方、デジタルワールドでは。

「どわああああ!?」

ブイモンがぶっ飛ばされ、顔面から地面に激突する。

「ブイモン!!」

メイクーモンが咄嗟にブイモンを助け起こす。

「ブイモーン!こっちこっち!!」

アグモンが声を張り上げてブイモンを呼ぶ。

どうやら隠れる場所を発見したようで、ブイモン達は急いで洞窟に避難した。

「畜生、進化さえ出来れば返り討ちに出来るのに」

「逃げるしかないのが頭に来るわね」

「無理だよ。僕達だって何回も試したんだからさ」

「だがーん…」

「僕少しだけ飛ぶのが速くなった気がする…」

「ハア、ソウカ。良カッタナ。パタモン」

「ブイモン、君信じてないでしょ!?」

「信ジテルヨ?信ジラレナイケドナ?」

棒読み過ぎて全然信じてないのが丸分かりである。

パタモンは大きく
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