暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第50話:始まりの日
[1/4]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
8月1日……それは選ばれし子供達にとっては特別な日。
この日は太一達がデジタルワールドを冒険した日であるために、この時ばかりは纏まりが悪い個性的なメンバーも集まった。
特別な日であることも確かだが、ディアボロモンとのウォーゲーム…。
“遊びで核ミサイルをぶっ放して遊び相手のいる日本滅ぼしちゃえ事件”からしばらくして、ゲンナイからのメールを受けたのだ。
子供達はデジモン達をデジタルワールドに帰せと言うのではと疑っていたが、どうやらそうではないようだ。
「いやーこういう時にはしっかり集まりやがってありがとうございました畜生がっ」
「太一さん、言葉がおかしくなってます」
言葉がおかしい太一に芽心がツッコむ。
そして大輔は小さな箱をヒカリに差し出し、中身を見たヒカリは目を見開いた。
「はい、ヒカリちゃん」
「だ、大輔君。これは……!?」
「前にブイモン達に食べさせたケーキと同じ奴。ヒカリちゃんだけ食べられなかったから。ヒカリちゃんのために作ったんだ。食べてみてくれ」
「あ、ありがと〜もぐもぐえぐえぐもぐもぐえぐえぐ…」
ヒカリは早速ケーキを泣きながら食べた。
うん、美味しい。
「ヒカリちゃん、泣くのか食べるのかどっちかにすれば?」
「んー、プリン美味しい…」
ブイモンがこっそりケーキを掠め取ろうとするが、直ぐにヒカリはブイモンの手をひっ叩いた。
「……くっ!!俺の光速さを見切るとは!!」
「渡さない…これだけは渡さないんだから!!」
ケーキを庇うヒカリとケーキを狙うブイモン。
無言の戦いが繰り広げられた。
「何やってんだあいつら?」
「あの、本当に私も来ちゃって良かったんですか?大事な日なのに…」
「何言ってんだ。同じ選ばれし子供だし、一緒に戦ってくれたし。なあ!?お2人さん!?」
太一がこめかみに青筋を浮かべて見つめるのは空とミミの2人。
2人は明後日の方角を見つめる。
丈はまあ、受験だったし、ウォーゲームの翌日に会った丈は全てを出し切ったかのように完全に真っ白に燃え尽きており、丈も丈で激戦を繰り広げたらしいことは容易に想像がついた。
だから太一の怒りの矛先は空とハワイに旅行中だったミミに向けられるわけで。
「だって旅行行ってたし」
「個人的な事情もあったし」
「…お前らは…お前らはよお…」
その言葉に情けなくてもう太一は怒る気力も沸かなくなってしまった。
「ところでまだデジタルワールドに行けないのか?」
「もう少し…あ、ゲートが開きました。それでは行きましょう」
「選ばれし子供達、デジタルワールドに向けて出発!!」
全員がデジタルワールドに向かい、着
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ