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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第47話:僕らのウォーゲーム
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当たらない。

「畜生、パワーはこっちが勝ってんのに!!」

「あいつの動きが速すぎる。何とか奴の動きを止めることが出来れば…」

「メイちゃん!!あのデジモンに思いっきり攻撃を!!」

意を決した芽心がメイクーモンに攻撃の指示を出す。

「だがん!!エクススクラッチ!!」

小柄なスピード型であるメイクーモンはインフェルモンのスピードについて行くことが出来た。

インフェルモンの顔面に爪でX字に引っ掻き、悶えるインフェルモンはメイクーモンを弾いた。

「太一さん!!」

「お、おう!!」

「メイちゃん…ごめん…」

メイクーモンに詫びながら戦いを見つめる芽心。

メタルグレイモンはメタルアームの爪を射出し、インフェルモンを拘束した。

「うおおおおお!!」

拘束したインフェルモンを分回し、周りの残骸やらに叩きつけ、地面に相当する場所に叩き落とした後に必殺技のミサイルをインフェルモンに叩き込んだ。

「どうだ蜘蛛野郎!!」

今度こそ倒したとガッツポーズを取る太一だったが、爆煙を突き破り、黒い腕がメタルグレイモンに向かって伸び、メタルグレイモンの胴体に裂傷を刻んだ。

「がはっ!?」

「メタルグレイモン!?」

「ま、まさか…」

「更に進化…究極…体に…」

煙が晴れるとインフェルモンは姿を変えていた。

禍々しく、災厄を体現したようなデジモン…ディアボロモンに。

「ぐっ…!!」

「やべえ、メタルグレイモン。究極進化を…」

太一がデジヴァイスを翳すよりも先にディアボロモンが先に動いた。

インフェルモン以上のスピードでメタルグレイモンとの距離を詰め、体当たりを喰らわせてメタルグレイモンを吹き飛ばす。

「うわあ!?くっ、ギガデストロイヤー!!」

せめてもの抵抗にミサイルを発射するメタルグレイモン。

しかしディアボロモンはそれを回避して縦横無尽に動き回り、メタルグレイモンを嬲っていく。

「メタルグレイモン!!」

「いや…!!」

左腕のメタルアーム、胸部のミサイルハッチを破壊され、背中のエアロウィングをもがれたメタルグレイモンは地面に落下する。

地面に倒れ伏したメタルグレイモンにとどめを刺そうと腕を振り下ろそうとした時、メイクーモンがディアボロモンの腕に噛み付いた。

ディアボロモンは鬱陶しそうにメイクーモンを見遣るとゴミを放るように弾き飛ばし、叩きつけられたメイクーモンは動かなくなった。

「こ…この…!!オーヴァフレイム!!」

それを見て怒りの形相で口から灼熱の火炎を吐き出すメタルグレイモン。

左腕のメタルアームと胸部のミサイルハッチを破壊された今、メタルグレイモンの技はこれしかなか
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