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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第47話:僕らのウォーゲーム
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芽心は日頃のお礼の品を持って八神家に訪れた。

途中で重苦しい空気を纏ったヒカリと擦れ違ったが、どうやらゴージャスケーキのことを未だに引き摺っているようだ。

「お邪魔します……」

八神家のインターホンを押すと、太一の母親である裕子が出迎えてくれた。

「あらー芽心ちゃん。太一に用?」

「えと……日頃太一さんにお世話になってるからお礼にケーキを焼いてきたんです」

「まあ!じゃあ、私がケーキ焼かなくても大丈夫ね。太一ならリビングにいるからゆっくりしていって」

「あ、はい…」

芽心とメイクーモンがリビングに向かうと太一は空に送信するメール内容で頭を抱えていた。

「えーっと、“空へ、帽子が気に入ってたんなら最初から言えよ”…でいいか?」

「駄目だと思います」

「おわあ!?め、芽心ちゃんか…脅かすなよ…」

いきなりの背後からの声に太一は飛び上がって振り返り、芽心の姿を確認すると安堵の息を吐いた。

「ご、ごめんなさい。でもその内容だと余計に怒りを買うと思います」

「…やっぱり?」

「はい」

芽心にはっきりと言われた太一は頭を抱えたが、芽心が抱えてる箱が目に入った。

「それ何?」

「あ、これ…」

「メイが焼いたケーキだがん」

芽心が答える前にメイクーモンが説明する。

「ケーキ?」

「はい、太一さんには学校で色々助けられたからそのお礼に焼いてきたんです」

「本当か?サンキュー芽心ちゃん。大輔達もヒカリ達もケーキ食うから俺も食いたかったんだ。」

「く、口に合わなかったらごめんなさい…」

「大丈夫だって!!ミミちゃんの家みたいなカオス料理よりは1000倍…いや、10000倍は絶対に美味い!!」

「「カオス料理?」」

「…ミミちゃん、味覚音痴でなあ。この前お菓子ご馳走になったんだけど地獄見た。」

遠い目をする太一だが、今はそれどころではないとメールを打ち直すことに。

「どうすりゃあいいんだ…」

「謝罪と次からは気をつけると書けば大丈夫だと思います」

「なる程、じゃあ…“空へ、悪かった。次は気をつけるから”…でいいか?」

「多分…」

「よっし、送信完了!!はあ〜…」

「お疲れ様でした」

背伸びする太一にケーキの箱を差し出す。

太一はそれを受け取って、箱の中身であるケーキを見る。

「おお、美味そう」

「す、少し形が崩れちゃって…」

「大丈夫大丈夫。見た目じゃなくて味だろ!!頂きます!!」

大きく口を開けてケーキにかじり付く太一。

満足そうな表情を見るに味は良かったようだ。

「芽心ちゃんとメイクーモンとアグモンも食おう。みんなで食った方が楽し
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