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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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 にこやかに告げたアイル神官長に俺は、何か勘かれているだろうな、と俺は思った。
 だが、彼にはルーシーは自分から話したりする気はないらしい。
 こう見えてもルーシーは女神であり多くの人間を見ている。

 だから話す人間は区別しているだろう。
 ……たぶん。
 それにこの目の前のアイル神官長は、特に俺達に聞く様子はなさそうだ。

 だがよくよく考えると、『貴方の姿は女神様に似ていますね、女神ルシエラ様ですか?』などと普通は聞かないだろう。
 いや、カマをかけてくる可能性はあるが、本物だった場合怒りを買うかもしれないと思い、聞かないかもしれない。
 だから、そういった像があるといった話をしただけで終わらしたのだろう。

 それにただの女神様ではない一般人だった場合……それはそれで恥ずかしい。
 そう一通り考えてから俺は、

「ルーシー、中を見ていいって。古い神殿内部がどんな風になっているのか、芸術的な意味でぜひ見たい」
「……ユウスケが言うなら、見てもいいかな。エリカも楽しみ?」
「私は何度も来ているから……でも、そういえば……」

 そこでエリカが、ルーシーの方を意味ありげに見た。
 気づけばキャサリンもルーシーの方をじっと見ている。
 三人の意味ありげな視線。

 ル―シーが更に俺の背後に隠れた。
 だがこのままではいつまでも話が進まないので俺は、

「え〜と、そろそろ俺達がここに呼ばれた理由を説明してほしいのですが」
「あ、そうか。申し訳ない。それでキャサリンからはどこまで聞いたのでしょうか?」
「よく分からない預言のようなものですが……それと共に、何か悪いものが迫っていて、それに俺達が対抗するとかなんとか」
「だいたいそうです。そして、どうやらその、悪いものに先ほど襲われていたようですが……」
「はい。どうも以前倒した、“グラッカ教団”という秘密組織? のようなものが関係しているようでしたね」
「報復ですか?」
「報復だけではなく、こちらを“駒”として操って利用しようしようとしているようでした。そこにいるSSS級冒険者のエリカも、狙われていたみたいです」
「……SSS級冒険者まで……これは、思っていたよりも事態は深刻なようですね」

 アイル神官長が俺の話を聞いてそう呻いた。
 どうやら彼が予想しているよりも深刻な事態であるらしい。
 だがこんなエリカのような強い冒険者が手あたり次第狙われて“駒”として、“敵”に回るとは考えていなかったのだろう。

 もしくは強力な敵としてまだあらわれていなかったのか。
 だから予想外だったのかもしれない。
 とはいえ俺達相手だからこそ、ああいったAランク冒険者などをつかって襲ってきたのかもしれない。

 俺達の存在がある程度把握されて
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