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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第37話:ピエモン
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えてそれを行わずに堂々と子供達の前に現れる辺り、やはり何を考えているのか分からないデジモンであった。

奇襲などせずとも戦って勝てる自信があるのか?

究極体を4体と戦わねばならぬ状況でもそれを覆す切り札があるのか?

全く持って底知れない。

「「…………」」

「さあ、何処からでも、好きなタイミングで掛かって来なさい。何しろあなた方の後にはロイヤルナイツとバンチョーと言うメインディッシュとデザートがあるわけですからね。前菜は早めに頂いておきたいのですよ」

「前菜か…」

「前菜かどうか、試して見ろ!!」

ウォーグレイモンとメタルガルルモンが同時にピエモンに向かって飛び出す。

「ドラモンキラー!!」

両腕のドラモンキラーを連続で突き出すウォーグレイモンに対してピエモンは涼しい表情でそれを最低限の動きでかわしていく。

「その武器は竜系の因子を持つムゲンドラモンだからこそ有効だった。竜系因子を持たぬ私にはただの鈍(なまくら)です」

指先でウォーグレイモンのドラモンキラーを受け止めるピエモン。

「くっ!!」

「下がれ!!グレイスクロスフリーザー!!」

メタルガルルモンは全身からミサイルを発射し、ピエモンを狙うが。

「ほほう、質より量ですか。しかし残念。当たりませんよ」

ミサイルをかわし、時にはテレポートを使用してかわされてしまい、無数のミサイルも無意味に終わる。

「おや、もう終わりですか?」

「まだだ!!」

ウォーグレイモンが一気に距離を詰めて蹴りを繰り出してピエモンを吹き飛ばす。

吹き飛ばされたピエモンは背中から岩場へと叩きつけられ、砂埃が舞う。

「やったか!?」

太一はウォーグレイモンがピエモンにダメージを与えられたかと思ったら。

「フフフフフ…選ばれし子供の力とはこんな子供騙しなのか?」

砂埃が晴れたそこには掠り傷すら負っていないピエモンの姿があった。

「何!?」

「期待が外れたな…やはり骨のある相手はロイヤルナイツとバンチョーだけとは…」

「強くなったウォーグレイモンとメタルガルルモンの2体掛かりなのに…」

「あいつも…強くなってる…」

一度ピエモンと戦っているブイモンはピエモンが最初に戦った時より強くなっていることに気付く。

「ガイアフォース!!」

ウォーグレイモンは通常より小型にして威力と速度を向上させたエネルギー弾を放つ。

それをピエモンは軽々と跳躍してかわした。

「うおおおお!!」

そこを狙ったメタルガルルモンがピエモンに飛びかかる。

「おや、いけませんね。凶暴な犬は鎖に繋がなければね!!」

手に鎖を出現させ、メタルガルルモンの首に巻き付
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