暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第34話:戦争
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らだああああ!!ミラクルグリッター!!」

アーマーから直接放射される灼熱の光が建物内や物陰に隠れている敵を吹き飛ばす。

実力差の前に数は意味がないと思い知らせるような戦いだが、しかしこの時のマグナモンは冷静になって考えるべきだった。

このマシーン型やサイボーグ型のデジモン達から察するにムゲンドラモンの部下であることを。

そしてムゲンドラモンが何故こんな無駄死にさせるような物量作戦をしているのかを。

「こいつで最後だ!!」

メガドラモンの胸をぶち抜いて最後の1体を粉砕した。

「ふう…」

深い溜め息を吐いたマグナモン。

遠くから強い力を感じたが、悪意を感じなかったので味方と判断した。

向こうからやって来たのはバンチョースティングモン達だった。

バンチョースティングモンも賢達を守りながら来たのか相当疲弊している。

すぐにワームモンに退化してしまった。

「お疲れ」

「うん、まさかムゲンドラモンの軍団がいる所に来ていたとはね。でも…」

「ああ、ここまで派手にやったんだ…そう簡単に次の攻撃は…」

「それはどうかな?」

低い声が近くから聞こえて振り返ると、そこにはムゲンドラモンがいた。

「ようやく大将のお出ましか」

「少々焦ったが…これでお前達は終わりだ…」

「俺達に勝てると思うのか?」

「今のお前達ならばな」

「ふざけるな!!疲れていてもお前を倒すくらいは出来る!!粉微塵にしてやるぜ!!エクストリーム・ジハー…」

技の発射直前にエネルギー切れを起こしてマグナモンの進化が解除されてしまう。

「やはりな、いくら雑魚だろうとあれだけの数を相手にした後だ。エネルギーが保たないだろう。2体共な」

「お前…」

ブイモンが何故あんな攻撃をした理由に気付き、顔を顰めた。

つまり目的はブイモンとワームモンのエネルギーの枯渇。

「進化出来ないお前達を始末するなど容易い。」

「みんな、逃げろ!!」

ブイモンとワームモンのエネルギーが枯渇している今、まともに奴とやり合うのは危険と判断し、全員は一先ず目の前にあったビルに逃げ込んだ。

しかし、入口が2つあったので、皆は自然と離れ離れとなってしまった。

「∞キャノン!!」

外に居たムゲンドラモンが必殺技を子供達が逃げ込んだビルへ撃ち込み、子供達は瓦礫と共に地下に落ちた。
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