暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第30話:メタルシードラモン
[6/6]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
「え?」
空の言葉に反応したヤマトは小さく呟く。
「大輔と賢の歳を思い出せよ。まだ小学2年生。タケルと同い年なんだぞ。どんなにパートナーのブイモンとワームモンが強くても本当なら俺達が守ってやらなきゃいけない方なんだぞ」
【あ…】
太一達の視線は常に3人1組でいる大輔達。
慣れない環境で疲れているのか、太一達から少し離れた場所で体を休めている大輔達。
「大輔も賢も慣れない場所で疲れてるかもしれない。それなのに俺達がそれに甘えていて良いのか?ヴァンデモンとの戦いもそして今の戦いも…足を引っ張ってばかりじゃないか」
実際メタルシードラモンの時もブイモンが止めなかったら自分達は確実に海の家に向かって罠に嵌まっていた。
と言うか何故あの時の自分達はあんな怪しさ満点の海の家に行こうとしていたのだろうか?
疲れていたのだろうか?
「だよなあ、よし。陸に着いたらアレをしようぜ」
【アレ?】
「ピッコロモン流に言わせれば修行だよ修行。戦いの経験が足りないなら自主練で補うんだよ!!」
「そんな〜、またあんな階段登るの〜?」
「私、努力嫌い…」
「おいら根性ないし…」
「いや、階段関係ねえし…後、そこ!!マイナス発言すんな!!やる気なくなるだろうが!!」
パルモンとゴマモンのマイナス発言に太一がズビシと指差しながら叫んだ。
「それで?」
「え?」
「“え?”じゃないですよ。肝心の修行内容はどうするんですか?」
「あ…」
「考えてなかったんですね…まあ、あんまり派手なことをすれば気付かれるかもしれませんから、今までのデジモン達の成長のことを考えれば進化を繰り返して戦わせる…でしょうね。今の僕達には2つの選択肢がありますね。1:わざと遠回りをして進化と戦いの経験を積んでパワーアップ。2:このまま進んで大輔君達に頑張ってダークマスターズを倒してもらう…ですね」
「1だよ1!!2は却下だ!!悔しいけど大輔に何かあったらヒカリが泣くからな!!悔しいけど却下だ!!」
「兄貴としての本音が出てるぞ。まあ、俺も1だな、ホエーモンには悪いけどルート変更だな」
「ええ〜…そんなあ…」
「ミミちゃん。頑張りましょう?ミミちゃんだって大輔君達ばかり危険な目に遭わせたくないでしょ?」
「はあい…」
こうして遠回りしての自己強化ルートを選択した子供達だが、そこで思わぬ存在と出会うことに。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ