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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第25話:ヴェノムヴァンデモン
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お兄ちゃん達が死んじゃうかも…」
ヒカリとタケルが躊躇する中、大輔はマグナモンに指示を飛ばした。
「マグナモーン!!こっちに戻ってきてくれーっ!!」
「いや、戻れと言われても…」
「当てなくてもいい!それを爆発させてヴァンデモンを吹き飛ばせー!!」
「そ、そうか!!行けえええ!!」
鎧の両肩、両腰のミサイル格納部が展開され、そこから合計8発の誘導ミサイルが発射された。
誘導ミサイルはプラズマ弾に吸い込まれていき、大爆発を起こしてヴェノムヴァンデモンを転倒させた。
そしてマグナモンはすぐさま大輔の元に戻る。
「大輔、どうしたんだ?」
「実は…」
大輔はマグナモンに手短に説明する。
この状況を打開するために賢に奇跡の光を放って欲しいと。
「…いいのか?」
どちらも死に繋がる結果になりかねない。
マグナモンは本当にいいのかと尋ねた。
「頼むよマグナモン。どうせこのままやっても状況が悪化していくだけさ」
「だったら少しでも可能性がある方法を取らないとな」
「そうだな、頼む!!」
「よし…ヒカリちゃん、タケル…準備はいいよな?」
「「…うん」」
マグナモンとエンジェウーモン、エンジェモンが並ぶ。
「賢ちゃん…」
「ジュエルビーモン、心配しないで僕が死ぬわけないでしょ?」
「僕じゃないだろ?僕達だ」
「まあ、そうですね…」
賢の言葉にヤマトが訂正を入れるとジュエルビーモンは溜め息を吐いた。
「仕方ないな…」
「「止めないの!?」」
アグモンとガブモンがジュエルビーモンを見上げる。
「ああなった賢ちゃんは止められないんだ。大輔にしかね。その大輔もやる気なんだ。誰にも止められない」
「俺の無茶はいつもの事だろう?」
「ここは俺達に任せろ!…怖いか?」
太一がアグモンに問い、続いてヤマトもガブモンに言った後、太一に問う。
「怖くない…と言えば嘘だ…」
「俺もだ…」
顔を見合わせるヤマトと太一の2人はお互いの手を強く握り締める。
「俺が逃げないようにしっかり掴んでいてくれ…」
「俺の方こそ…おい、お前も入るか?」
「僕はマグナモンと大輔を信じているので、どんな状況も馬鹿みたいなとんでもないパワーで必ず何とかしてくれる大輔達を、だから僕はこのままでいいです。」
失敗するとは微塵も思っていない。
大輔と賢の付き合いの長さを感じさせた。
「ヴェノムヴァンデモンが動き出した。3人共、急いでくれ!!」
大輔が促すと3体は頷いて準備に取り掛かる。
「ヒカリちゃん、タケル!!エンジェウーモン達を信じるんだ。太一さん達を信じるんだよ
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