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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第23話:撃破
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この場にいる全員が、大輔とヒカリを除いた全員が目を見開いていた。

片方のマグナモンはブイモンの面影を色濃く残しつつ、黄金の鎧を身に纏った騎士のような姿。

そしてエンジェウーモンはマグナモンとは真逆でテイルモンの面影が全くなく、まるで女神を思わせる8枚の翼を持った天使のような姿である。

「あれが、ブイモンがメタル属性のデジメンタルで進化した姿でテイルモンが超進化した姿なのか…」

「2人共…綺麗…」

大輔がマグナモンとエンジェウーモンの姿を見ながら呟き、ヒカリも呆然となりながら神々しい輝きを放つ2体に目を見開きながら呟いた。

サジタリモンやエンジェモンも聖なる力を持っていたが、ここまでではなかった。

伊達に聖騎士や大天使ではないということか。

「……ヴァンデモン。選ばれし子供達の使命を邪魔し現実世界に侵食した挙げ句…罪のない、無関係な者達を己の欲のために傷つけた……その罪の大きさを知れ!!」

「この世界を全て闇へと塗り替え、デジタルワールドと融合し、全てを統べる王となるため私は私の為すべきことをしてきたまでだ!!」

マグナモンとエンジェウーモンの神々しい輝きに怯みながらもヴァンデモンは叫ぶ。

圧倒的な聖なる力を持つ2体を前にしてもヴァンデモンは悔いる様子を見せない。

寧ろ、未だに自分の野望を叶えようと足掻こうとしている。

「だったら俺は…俺達は何がなんでもお前の野望からヒカリちゃん達を守る。どれだけお前が汚い手を使ってもだ…王になるとか何とか…そんなお前の下らない野望なんかために…一体何人無関係な人を巻き込みやがったんだ!!この野郎おおおおお!!!」

大輔の怒りの咆哮が轟く。

マグナモンは大輔の激しい怒りを力に変えたのかと思う程のスピードで動いた。

まるで黄金の閃光と見紛う程の速さであった。

「マグナムパンチ!!」

「ぐおっ!?」

マグナモンが強烈な拳を顔面に叩き込むと鈍い音が響き渡る。

障壁が簡単に打ち破られ、ヴァンデモンは勢い良く吹き飛んでいった。

「お前の誤算を教えてやるよヴァンデモン。お前は俺達のことを知らなさ過ぎたんだ。俺達の仲間を傷付ければどうなるのか!!目の前で仲間を奪われればどうなるのか!!無関係な人達を巻き込めばどうなるのか!!俺達を軽視し過ぎたのがお前の敗因なんだああああ!!」

ヴァンデモンも悪足掻きとばかりに蝙蝠を召喚して向かわせるが、まるで通用しない。

マグナモンの鎧の頑強さによって噛み付いた蝙蝠の牙が砕ける有り様である。

パワーもスピードも防御力も明らかに完全体を上回っていた。

「ブラッディーストリーム!!」

「マグナムキック!!」

ヴァンデモンの振るった電撃鞭をかわしながら一
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