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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第19話:魔力の霧
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離を取らない方がいい」
「距離を取らなかったらサジタリモンの必殺技を活かせないじゃないか。いや、待てよ…」
「おーい!!」
ブイモンが考え事をしながら走っていると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
振り向くと建物の中に身を潜めた太一達の姿があった。
「太一さん達と…」
「悠紀夫おじさん?ハニービーモンやチャックモンまで?」
「おーい、君達。こっちだ!!デジタルバリアが張られている建物内なら安全だ!!」
悠紀夫に手招きされて、大輔達は建物内に入る。
一瞬の違和感の後、大輔達は久し振りの再会となるチャックモンとハニービーモンとの再会を喜ぶ。
「久し振りだねチャックモン、ハニービーモン」
「おう!!姐さんや旦那も元気そうで!!」
「姐さん?旦那?どういうことだ?」
「あ、あはは…お兄ちゃんは気にしないで」
太一の問いにヒカリは苦笑しか出来なかった。
「ふう…それにしても大変なことになった。」
「そう言えば悠紀夫さん、伊織達は?」
周囲を見渡しても火田家の人々は見当たらない。
「伊織君…いや浩樹の家族は全員ロンドンだ。浩樹が怪我をして病院に入院したと報せが入ってね」
「「浩樹おじさんが!?」」
「ああ、警護中に撃たれたらしいが命には別状はないらしい。早く帰ってデジモン達の顔を見たいと言っていたよ」
苦笑を浮かべる悠紀夫だが、あまり大丈夫そうには見えない。
当然だ、親友が命の危機に遭ったのだから。
「そっかあ…ここにいないのは丈さん、空さん、ミミさん、タケル、賢か…確か、田町にも霧が覆ってるんだよな?」
「ああ」
「俺も見てきたから間違いないぜ旦那」
「…よし、じゃあ俺…今から田町に行ってくるよ」
【え?】
「ブイモンをライドラモンにアーマー進化させて全速力で走れば短時間で着けますから」
つまり大輔は霧によって最悪の視界状況とヴァンデモンによって人々が捕らわれていると言う状況を利用して田町に向かうらしい。
ライドラモンのスピードは車より速いからあまり時間もかからないはずだ。
「待って、大輔君!!私達も一緒に行く!!賢君は私の友達でもあるんだから!!」
「ヒカリちゃん……いや、ヒカリちゃんはここに残っていてくれないかな」
「…どうして?」
自分の気持ちを否定されたと感じたのかヒカリが寂しげに見つめる。
「ヴァンデモンは多分、俺達を警戒してると思う。そんな俺達が一カ所に纏まったんじゃ良い的だ。ヒカリちゃんとテイルモンはパートナー同士になって間もないしね」
「…………」
「くっ…」
正論故に返せないヒカリと悔しそうに顔を顰めるテイルモン。
そし
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