暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第19話:魔力の霧
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「全く…じゃあ、ヒカリちゃん。これが君の紋章だよ」
「ありがとう」
大輔から薄紅色の紋章を受け取る。
花のような模様をしており、大輔の奇跡の紋章に形が近い気がする。
「ん?」
「あれ?」
奇跡の紋章と光の紋章が光り始めた。
突然の変化に大輔とヒカリは戸惑うが、大輔の奇跡の紋章から光が放たれて光の紋章に吸い込まれて白色に変化した。
「ピンクから白になった…」
「ヒカリちゃん、何か変わった?」
「うーん、気のせいかもしれないけど、どこか前より落ち着く気がする。」
「紋章は心の性質らしいから何かあるのかも、でも悪い感じじゃないね」
大輔もヒカリも白色に変化したヒカリの紋章を不思議そうに見つめるが、薄紅色よりもこちらの方が光らしい気がする。
「とにかく、これで一緒に戦えるなヒカリちゃん」
「うん、私…頑張るね」
「俺達と一緒にね」
「うん!!」
今までは大輔と賢に守られてばかりいたが、これからは自分も共に戦える。
「明日からは選ばれし子供全員出動だな!!明日に備えて今日は早めに寝よう。おい、聞いてるかそこの馬鹿コンビ!!」
目を離した隙に喧嘩している馬鹿コンビに怒鳴る大輔。
怒鳴られた瞬間、即座に喧嘩を止めた。
こうして紋章を無事に手に入れた大輔達は明日に備えてゆっくりと眠ることに。
そして翌日、朝起きた時に大輔達が見たのは真っ白な景色でお台場全体を覆う霧であった。
「…どうだった?」
窓から入ってきたのは異常な霧を調べに行っていたウィザーモンである。
大輔が尋ねるとウィザーモンは険しい表情で口を開いた。
「少し見てきたが、どうやらお台場全体を霧が覆っているようだ」
「お台場だけか?」
「正確にはお台場と田町のみが霧に覆われている…お台場と田町と言えば…」
「選ばれし子供が住んでいる街か…」
お台場にはタケルと賢を除く選ばれし子供が住んでおり、田町には賢が住んでいる。
三軒茶屋に霧が出ていないのは多分タケルもお台場に住んでいると勘違いしたのだろう。
「なあ、ウィザーモン。これってもしかして…」
「ああ、ヴァンデモンだ。恐らくこれは使用者の能力を高める結界だ。ヴァンデモンは暗黒系デジモンの中で最も光に弱い。この結界には光が差し込むのを防ぐ効果がある。この結界内ではヴァンデモンは実力以上の力を振るうことが出来る…少なくてもヴァンデモンは追い詰められている。このような結界を私にさえ気付かれないように張るのだから」
魔法を扱うため、このような術の類には敏感のはずのウィザーモンでさえ気付けなかったのだ。
ヴァンデモンも相当焦っているようだ。
「こうなるんな
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ