暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第267話 見せちゃった秘匿
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ない。面白おかしくからかわれる未来しか見えないのも苦悩の種だ。

「とりあえず、この話はここまでにしましょう。オレはALOの方で約束がありますので、それに――今回は仕事、でもありますし」
「おっと、そうでしたね。今日はこの辺りで。……ふふ、 存分に楽しんできてください」

 渚には敵わない……と隼人も思う。

 菊岡も同様な感想を渚には持っており、意味を理解する事が出来た。あいにく、菊岡に関しては 渚は決してやさしくなく、寧ろ鬼軍曹と化す勢いだから、感じているモノの根幹部分は全然違うだろうが。














〜新生アインクラッド 第22層 キリト×アスナの家〜



「ふ〜ん。それで遅くなっちゃったんだー。現実の学校では沢山の女子たちに、ALOでは綺麗な綺麗なお姉さんたちに。更には自宅でって。毎日毎日見えない所でレイ以外の女の人にもイチャコラしちゃってるんだね〜、りゅーき君ってば」
「……まぁ、予定より1時間も遅れてしまったし、詫びもしたい、とも思ってるが、そこまで悪意むき出しにしなくても良いと思うんだが? リズ」

 元々仕事関係で遅れる事は殆ど直前に連絡はしているものの、それ+渚との話(詳細は省く)も長くなって更に遅れてきてしまったリュウキ。それを面白おかしく、にやにやとさせながら 非難をするリズ。

 明らかに楽しんでるのは見てわかる。

 そして勿論、リズが謀った通り レイナやシノンはリュウキの方を睨み? をきかせていた。レイナはあからさまに嫉妬全開。渚との事は知っているが、同性のレイナが憧れる程の大人な女性。リュウキに限って、とはいくら思っても やはり頻繁にリュウキの家に〜 となるとどうしても膨れてしまうのだ。
 そして、シノンは極限まで殺気を消し、それでいて冷ややかな絶対零度な視線。綺堂とは 今までもそれなりに交流はある……と言うより、綺堂がシノン、詩乃の事を少なからず気にかけている、と言うのが正しいかもしれない。唯一の一人暮らしの女の子なのだから。そんな交流の中で、勿論 渚とは面識もあり、それなりに話もするが……レイナ同様シノンも素敵な女性だとわかる。

 超有能な美人秘書。

 と言う肩書がしっくりくる女性だから。


「ハイハイ。リズもそこまでそこまで。もうちょっとで新しいクエストが始まるんだから、集中しなさいって。レイもしののんも落ち着いて。そんなのいつもの事でしょ?」
「わ、わたしは別に何もっ! それに全然落ち着いてるもんっ!」
「…………リュウキ。後何分後だっけ?」
「ん? ああ。30分切ってるよ」
 
 アスナがパンパンっ、と手を叩いて収集を付ける。
 そして レイナはアスナに反論。シノンは 気にしてるわけない、オーラを全面に
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