暁 〜小説投稿サイト〜
ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade
Turn:07 クロノの夢
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もまたそのプロジェクトに参加する一人」
「知らなかった………お父さんがそんなことをしていたなんて」
初めて聞く父の話に驚きを隠せないミライ
「無理もありません………プロジェクトの存在自体が極秘、知っているのは普及協会の中でも彼に近しい人物か私のような一部の外部協力者のみ」
「でも、なんでお母さんはプロジェクトの事を知ってるの?」
ミライの問いかけにトコハはくすくすと笑う
「さっき若水さんが言ってたでしょ、私も外部協力者、まあほとんどオブザーバーみたいなものなんだけど」
「彼女は海外に様々なパイプを持っていますので、今回のような場合に動きやすいというのもあるのでしょうね」
「それ、たぶん後付けですよ」

続けて若水が彼女たちを連れてきたのは研究室だった
たくさんの職員がパソコンで作業する中奥にある若水のデスクに案内される
「すいませんね、研究所ですからこのような場所しかなくて」
「いえ、気分転換にはなると思います、何か楽しくファイトできるようなものってありますか?」
トコハの問いかけに若水は首を傾げた
「まあ、いくつか心当たりはありますが………ですがなぜ」
「この子、友達がフォールされてからずっと落ち込みっぱなしで」
「なるほど、ですが元気づける前にやるべきことがあります………半田君」
「はいっ!?」
名前を呼ばれた半田という研究員は訳が分からず肩を震わせた
「君の後ろで作業している男を捕まえなさい、そいつはここの研究員ではありません」
若水の言葉に半田は慌ててその男にとびかかるがその前に男はその場から逃れ怪しげな眼でこちらを見た
「なるほど、こいつがフォールファイターですか」
デッキを構えるその姿を見たミライはデッキに手を伸ばそうとするがあと少しのところで手が震えてしまう
それを見たトコハが素早くファイカを取り出して構えた
「私が相手よ!」
「お母さん!?」
「ミライ、今のあなたを戦わせるわけにはいかない、ここは任せて」

ファイトテーブルで向き合うトコハとフォールファイター
「「スタンドアップ!」」
「エンド」
「「ヴァンガード!」」
トコハは惑星クレイ、ズーの薄暗い巣窟に降り立つとスコップを持った小さな少女のユニットに姿を変えた
「栽植の乙女 オズ!」
「マシニング・バグワーム」

「相手はメガコロニー使いですか」
「お母さん………」
もし負けたらトコハも………そう考えたミライは震えが止まらなかった
「ライド、マシニング・リーフィ、バグワームは移動」
ライドされたマシニング・リーフィは巣窟の天井付近にぶら下がって木の葉に似た両腕を鳴らしていた
「ライド!盛運の乙女 ディアン!オズを移動、ブーストしてヴァンガードにアタック!」
ディアンが勢いよく飛び上がってマシニング・リ
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