2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
ロッカーの中に入ってたものを調べてみる
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に掴みながら調べると、タグがあり23と書いてあった。
ついでに温度も23と書いてあった。
「絵本はイソップ寓話みたいだ
一話しか入ってないなライオンとイノシシという話で、途中で話が途切れてやがる。
ヒントっぽいけれど、切れてるんじゃ読む気もおきんな」
「私、その話知ってるわ」
「ほう、物知りだな」
「えっとな、確かこんな話や
夏のある日、暑さで喉がカラカラに渇いたライオンとイノシシが、小さな泉に水を飲みに来ました。
どちらが先に飲むかでケンカになり、しまいには生きるか死ぬかの取っ組み合いになりました。
ところが取っ組み合いの途中で、両方がふとまわりを見てみると、
ハゲタカがすぐそばに集まっているではありませんか。
ライオンかイノシシか、先に殺された方をえじきにしようと待ち構えているのです。
それを見て、ライオンとイノシシはケンカをやめてこう言いました。
『ハゲタカやカラスのえじきになるよりは、お互いに仲直りするほうがましですね』
つまらないケンカや対立は、早く止める事です。
なぜなら、そんな事を続けていれば、きっと両方ともひどい目に合うようになりますから。
これでおしまいや
くだらないことで貴重な時間やお金などを浪費してはならないという教訓やな」
はやては思い出すように話してくれた。
瞬間記憶能力者のようにすらすらとまではいかないが、最後まで話してくれた。
「よくもまぁ、そらで話が出てくるな」
「本読むの好きだから」
「俺の知り合いと同じ趣味か、会えば気が合うんだろうな」
「なんや、綾君の彼女さんか」
「は?んなもんじゃねえよ、最近のガキはマセてやがる」
「綾君も同じ年や」
「読んでもらって悪いが、あまりいい情報では無かったな」
「そうでもないよ」
「ほう、先生は何かわかったのか?」
「自分だけ助かろうとせず、仲良くしようというというヒントじゃないかな」
「からくりはなんとなくわかった」
「そうなのかい」
「ああ、多分この温度の数字とロッカーの数字が同じ奴を入れれば開くはずなんだが、最後の36という数字の物がない、試しに俺を計ったら36だった。」
「あかんよ、まさか自分が入れば」
「あぁ、それでなさっきの先生の物語の講釈中には勝ったら全員36だった。
多分普通に考えたら蟲毒をしろって事なんだが、そうさせないための絵本だったみたいだな」
本当に遊んでやがる、それとも俺をここで殺したくないのか
それともほかにあるのか、奴は言った君らと・・・
いう事は今後奴が遊ぶのに必要な人間が俺以外に野見山かはやてかどちらが必要なのか関係してくるのだろう。
じゃなければこんな話がしてったら解けるヒントなんて出
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ