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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第17話:記憶復活の経緯
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「ヒカリ…!!」
感動的な雰囲気に大輔がうんうんと頷いたが、空気を読まない存在が近くにいた。
「あんな間抜けな方法が記憶を思い出すきっかけになるなんて思わなかったけどなー」
「…そう言えばあんたには借りを返してなかったわね」
「お?何だ何だ?やるか?やるのか?後輩の癖に先輩に喧嘩売るとは良い度胸だな?」
バチバチと火花を散らすブイモンとテイルモン。
「私の方が世代が上だ。成長期のお前より年長なんだぞ」
「何が年長だ。俺は純粋の古代種だ。お前みたいな古代種やら現代種なのか分からない半端者なんかよりは確実に上だ」
「何だと老け犬?」
「やるのか老けネズミ?」
「老けネズミ…?どうやら格の違いを思い知らせてやらないといけないようだな…!!」
「ホーリーリングが本体の癖に偉そうだな?先輩として一から目上に対する礼儀を叩き込んでやらないといけないな…!!」
「「チェリャアアアアア!!」」
2体が同時に殴りかかろうとした時、おやつを乗せていたお盆を2体の頭に叩き付ける大輔。
「人の部屋で喧嘩するな!!」
「痛い…」
「くっ…今日の私は頭を打ってばかりだ…」
痛みで涙目になる2体。
しかしブイモンは横目でテイルモンを睨む。
「お前のせいだぞ老けネズミ」
「何だと?お前のせいだろう」
「はあ?お前が俺に喧嘩売ってきたんだろうが」
「お前があの時に余計なことを言わなければ良かったんだろう!?」
「お前の頭が単純だからだろ」
「お前に言われたくないねネズミ」
「何だと!?」
「やるのかあ!?」
「てめえら…」
「「あ…」」
近くから聞こえた…まるで地獄の底から響き渡るような声にブイモンとテイルモンは青ざめた。
「そこに正座しろおっ!!」
「「はいっ!!」」
大輔に怒鳴られた2体は即座に正座をした。
「これから俺が言うことはしっかり聞け。言い訳は許さねえぞ」
「ええ?ちょ…大輔…」
「良いから黙って聞け!!飯抜きされてえのか!?」
「「くっ…」」
「テイルモンはあんまりご飯関係ないよね…?」
実際ヒカリのパートナーデジモンであるテイルモンは本宮家の食事抜きにされても…いや、今日は泊まるからテイルモンも被害を受ける。
「まずはテイルモン、お前からだ!!お前はもう少し広い心を持て!!少し前までは敵同士だったんだから警戒されたりするかもしれないんだからよ!!一々ブイモンの言葉に突っかかるな!!」
「うぐっ…」
「やーい」
「次はお前だブイモン!!」
「え!?」
「お前もお前で空気読まない言葉とテイルモンを挑発するのは止めろ!
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