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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第16話:顔合わせ
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今は未来よりも現在を考えなくては。
「それにしても暑いね」
「現実世界の夏は8月が一番暑い時期だからね。」
現実世界での暮らしが長いワームモンがパタモンの呟きに答える。
「でもだからこそ美味い食い物もあるぞ?アイスとか…かき氷とか…ソーメンとか…餃子…レバニラ炒め…鰻重…」
「ブイモン、涎」
ヒカリがブイモンの口周りを指差すと涎がダラダラと出ていた。
「おっとっと…あ、アイスクリーム屋だ。大輔、休憩を兼ねて食おうぜ」
「あ、本当だ。よし、休憩にするか…財布財布」
ポケットから財布を取り出してアイスクリーム代を出す…この財布の中身は殆どブイモンのためにあるようなものだから中身を見る度に切なくなる。
「俺とブイモンはチョコ、ヒカリちゃんはストロベリー、賢とワームモンはバニラ…」
大輔はタケルに振り返る。
「タケルとパタモンは?」
「じゃあ、バナナ味」
「僕もタケルと同じ奴がいい」
タケルとパタモンのリクエストを聞いて、大輔達はブイモン達をここに残してアイスクリーム屋に向かう。
「それにしてもヴァンデモンの奴は何処にいるんだ?」
「暗黒系は光に弱いから何処かの建物の中にいるのは確実じゃないの?」
「まあ、確かに。じゃあ人目につかない廃ビルか何かにいるのかも…」
「あんた達がそれを考える必要はないわ」
「「「ん?」」」
上から聞こえてきた声に気付いて上を見上げると、木の枝に乗って此方を見下ろすネズミ…ではなく子猫のようなデジモンがいた。
「お前は…テイルモン!?どうしてここに…」
「あんた達がそれを知る必要もないわ。ここがあんた達の墓場になるんだから、どうやらあいつらが選ばれし子供のようね。なら今ここで始末して…」
「ブイモンヘッド!!」
テイルモンが言い切るよりも先に木に頭突きを叩き込むブイモン。
木が大きく揺れてテイルモンはバランスを崩して頭から地面に激突した。
「誰が誰を始末するって?え?」
冷たくゴミを見るような目で見下ろしながらテイルモンを足蹴にするブイモン。
「うぐぐ…あ、あんたよくも…許さないわよ…」
「許さない?許さないならどうするんだ?」
「こうするのよ!!ネコパンチ!!」
「おっと」
テイルモンから繰り出された拳を軽々とかわすブイモン。
「この!!」
「おっとととと!!」
テイルモンの連続攻撃をかわしていくブイモン。
しばらくして、テイルモンが息を荒くしてもブイモンはピンピンしていた。
「くっ、この…!!」
「それで終わりか?今度はこっちから行くぞ!喰らえ、ドラゴンテール!!」
「へぶっ!!」
「それ
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