暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第16話:顔合わせ
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
幼なじみに太一はキレたが、ヤマトの隣でタケルはそわそわしていた。

何故なら同い年の子供が一気に3人も増えるのだから、年上ばかりでどこか寂しいと感じていたタケルが喜ぶのも無理はない。

「んじゃあ、俺達がしなくちゃいけないのはヴァンデモンを見つけて倒すことだ。」

多分、ヴァンデモンもお台場にいるだろうと考えた太一は被害が出る前にヴァンデモンを倒してしまおうと考えたのだ。

ヴァンデモンを倒した後はゆっくりとヒカリのパートナーデジモンを捜すということにした。

「んじゃあ、大輔。ヒカリを頼んだぞ」

「はい、任せて下さい」

「タケル、お前も大輔達とだ」

ヤマトはタケルの背を押して、大輔達の元に。

「え?お兄ちゃん?」

「同い年なんだから親睦を深めないとな。それに大輔もヒカリちゃんも賢も良い奴そうだから、今から仲良くなってこい」

「はあい!!」

大輔達は最年少だけで組むことになり、残りのメンバーも動き出した。

因みに大輔達はヴァンデモンの容姿を知らないためにヴァンデモンの容姿を知るタケルとそのパートナーデジモンであるパタモンからヴァンデモンの特徴を聞き、メモ帳にメモした。

「えっと、ヴァンデモンはドラキュラみたいなデジモンなんだよな?確か?」

「うん、そして凄く強いんだ」

「強いね、まあ…暗黒系のデジモンならこっちが普通に有利だ。あんまり警戒しなくても大丈夫だろ」

サジタリモンには聖なる力を操る力がある。

だから暗黒系デジモンのヴァンデモンには強い力を発揮してくれるだろう。

「怖くないの?」

「怖くない訳じゃないさ。でも怖いからって何もしないのは嫌なんだ」

タケルの問いに大輔はゆっくりと答えた。

「そう言えばチャックモンとハニービーモンは今頃どうしてるんだろう?」

「今じゃあ悠紀夫さんの所で助手として働いてるよ。悠紀夫さんも助かってるみたいだし」

デジモンと暮らし始めた悠紀夫は毎日が充実しているのか、悪かった顔色も今では人並みの色を取り戻していた。

やはり大きかったのは自分のパートナーデジモンに会えたからかもしれない。

大人である悠紀夫はデータ容量の問題でデジタルワールドには行けない。

しかし協力してくれた見返りと言うべきか、悠紀夫と浩樹のデータと一致するデジモンを発見したゲンナイが画面越しではあるが、出会わせてくれた。

長年の夢が多少叶った2人は更に協力してくれるようになるが、浩樹はただいまロンドンに行ってしまっている。

「何時かチャックモンとハニービーモンもデジタルワールドに帰さないといけないよな…そして…」

ブイモンは全てが終わった時のことが脳裏を過ぎるが、今はそれは置いておこう。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ