暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第16話:顔合わせ
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
近い物があったが、ブイモンの汗と涙と吹き上がらんばかりの怒りのパワーで奇跡的に組み上げることに成功したのだ。

「ようやく組み上げられたなあ」

「ああ…正直何度組み立てを止めようかなと思ったか分からないよ」

少しでも失敗したらバラバラになり、一から組み立て作業となる素敵な仕様なので何回心がへし折れそうになったのかは想像すら出来ない。

少なくても3桁くらいは絶望しただろう。

「後はエネルギーだよな、それさえあれば無敵の力なんだろ?」

「まあ、普通のデジモンより遥かに強くなるとだけ言っとくよ」

実際自分もメタル属性のデジメンタルの力でアーマー進化した個体を見たことはあるが、自分で進化したわけではないので、どこまで自分の力が高まるのかはまだ未知数だ。

「まあ、エネルギーがないとただのガラクタなのは変わらないんだけど」

デジメンタル3〜4個分とはまた無理難題を押しつけてくれる物だ。

「まあ、とにかく今は寝ちまおうぜ。明日から他のメンバーと顔合わせなんだから遅刻は洒落にならないぜ」

「おーう」

大輔とブイモンは布団に潜って明日に備えて眠りにつき、そして翌日の朝。

大輔達は自分達と同じ選ばれし子供のメンバーと顔合わせをしていた。

「えっと、太一さん以外は初めまして…になんのかな?本宮大輔、小学2年生。ヒカリちゃんのクラスメートです」

※この作品の大輔はブイモンがいる都合上、サッカークラブに入っていないため、太一以外との上級生メンバーとの絡みがありません。

「コホン、俺はブイモンだ。現実世界に関しては俺が先輩だ。だから現実世界で分からないことがあれば俺に聞けい!!」

現実世界に関しては一番長く滞在しているため、現実世界での暮らしに慣れているブイモン。

「僕は一乗寺賢です。田町小学校の2年生です」

「一乗寺…一乗寺って田町で有名な天才兄弟の…ひいっ!?」

賢に睨まれ、怯む丈。

上級生なのに下級生に威圧された。

「賢君、睨んじゃ駄目。私は八神ヒカリです。パートナーデジモンはいません。紋章もないです…だから迷惑かけちゃうかも」

「大丈夫、ヒカリちゃんは今まで通り俺とブイモンで守るから、ヒカリちゃんは何の心配もしなくていい」

「安心しろヒカリ!!お前のパートナーが見つかるまでは俺が守ってやるから」

「そう言うこと、今更俺とヒカリちゃんとの間に遠慮はいらないから、今は出来ることをやろうぜ」

「…うん!!」

大輔の言葉に穏やかな笑顔を浮かべるヒカリ。

2人の間の雰囲気に太一は微妙な表情を浮かべ、ヤマトと空は太一の肩に手を置いた。

「「頑張れお兄ちゃん」」

「うるせ!!」

哀れむような表情を浮かべる親友と
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ