2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
ロッカーの中身は・・・いたずらにしか見えん
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5つのロッカーのうち一つだけ大きなサイズのロッカーがある。
それには「ロッカーのかぎ」と書かれている。
残り4つには左から100、23、67、36と書かれていた。
「ロッカーのカギがあるんならすぐに出られそうですね」
「先生それはどうかな、こんなことをしでかす趣味の悪い奴だ、
絶対になんかあるぜ」
「綾君、友達いないやろ」
「いないことはないがな、こんな俺でも奇特な友人になってくれるやつはいるぞ」
「どうやったらその年でそこまで皮肉られるんや」
「それを言ったら八神も小学生らしくないぞ」
「それは車いすで・・・」
「誰が障害の事を言った、そんなものコンディションだと聞いたことがある
違う、お前ら精神年齢高すぎる、普通小学生なら泣きさけんだり、パニック起こしたりするだろうが」
「それを言ったら綾君もそうやん、私の事ははやてで良いよ」
「了解、まぁ一人暮らしって言ってたらしっかりするものか?」
「仲いいね、先生もうれしいけれど、開けてみないかい」
「なら俺が開ける」
「それは出来ないよ、僕が開けるよ」
野見山は恐る恐る震えながらロッカーに手をかけ、それを開けた。
俺はそれを見てられなくてほかのロッカーも開けようとしたんだが開かなかった。
しかもこの部屋全体に絶対魔法防御みたいな効果がいつの間にか張られていやがった。
俺の魔力の結合がうまくいかない。
最悪開門の呪文で開けようと思ったんだがな
あのくそ女?絶対今度会ったら殴ってやる。
「鍵は無いけれど、こんなものが中に入ってたよ」
先生の言葉で俺とはやては中を見た。
中をのぞくと雑多に物が詰め込まれている。
温度計、ぐつぐつとしている液体の入った鍋、ミトン、古びた絵本、開封済みのホッカイロ、薬、
500mlペットボトルに入った水、ぬいぐるみが入っている。
「鍵じゃなく倉庫じゃねえか!」
「どうやらこれがカギの様やね」
「なぜこれがカギだと?」
「う〜ん小説でもそんな感じと違うと思うんよ
それに実はこれはなんでもないですってなったら、意味わからへん」
「君たちこんな文字も書かれているよ」
野見山はロッカーの内壁を指さした。
そこにはこう書かれていた。
「ものを全部外に出して閉めること」と書かれている。
俺は他に探してもどうやらここにはこれしかなく、穴や鍵は見当たらないことがわかった。
なんかお遊びに付き合うのも馬鹿らしくなってきたので、野見山とはやてに物を出してもらい。
俺は隣の100と書かれたロッカーを開けてみる
鍵はかかったままだが、俺は呪文を唱える。
外に出る呪文は結合されないが、肉体強化なら一瞬
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