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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第667話】
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フィーは小さく頷くと夫婦に近付いて――。
「どうしました? あたしで良ければ力になりますよ!」
「あ、ああっ! ありがとうございます! 避難する途中で娘と離ればなれになってしまって――」
夫婦から事情を聞き、娘の名前と写真を見せてもらうとソフィーは二人を安心させるように――。
「あたしもお手伝いします! 一人よりも二人、二人よりも三人ですよ!」
「ありがとうございます!」
夫婦二人頭を下げて礼をするも、ソフィーは小さく頭を振り――。
「お礼は真由ちゃんが見つかってからですよ! 真由ちゃーんっ!」
いの一番に迷子の名前を叫ぶソフィーに続き、夫婦二人も娘の名前を叫んだ。
冷たい風が頬を撫でる――地上も上空もそれは変わらない。
更にその上空――成層圏の向こう、エクスカリバーの開かれた砲口から淡い光を放ち始める。
「エクスカリバー、再度エネルギー充填を開始しています!」
「クソッ! これじゃあ無差別テロと変わらないじゃないか!」
責任者である四十代の男は机を叩くと、書類が散乱した。
未だ制御を離れたエクスカリバーに苛立ちを隠せない上に再度その砲口が地上に向けられているのだから仕方がないのかもしれない。
「エクスカリバー、エネルギー充填率十パーセ――!! エクスカリバーから光が!?」
「何だと!? 低出力での射撃!?」
事態の読めない現場は混乱を極めた――そして、エクスカリバーの狙いはテーマパーク上空に居た有坂ヒルトだった。
「さぁて、此処等で退場してもらわないと〜。 ね、銀髪……☆」
テーマパーク上空、ナギ、雅両方から――。
『マスター!Σ(゜□゜;) 上空からビームが来るですよぉ!(・ω・;)(;・ω・)』
『狙いは主君の様だ! 直ぐに防御体勢を!!』
「!!??」
直上、無意識に上空を見上げると僅かに見える光に――。
「チィッ! ナギ! シールドバリアー及び絶対防御を限定展開!! 直上の攻撃に備える! 雅はイザナミのシールドエネルギーをイザナギに譲渡、それと並行して各部可変スラスターを姿勢制御モードに移行!! 腕部展開装甲を防御モードに移行!!」
『任せるのだ、主君!!』
言い終わるや、ヒルトはフルフェイスを展開――完全全身装甲《パーフェクト・フルスキン》となった天・伊邪那岐之神のデュアルアイに光が点り、ヒルトの瞳同様紅く輝きを放つ。
その刹那、降り注ぐ粒子ビームはヒルトに直撃――だがシールドバリアー及び絶対防御の限定展開によって機体にはダメージを負わない。
――しかし。
『し、シールドエネルギ
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