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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第11話:希望から絶望
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「よし…出来た…出来たぞっ!!」

歓喜の表情を浮かべるブイモンだが、最後のパーツを組んだ途端に悲劇が起きた。

カシャン

軽くも不吉な音を立ててメタル属性のデジメンタルは崩れてパーツの状態となる。

「っ!!」

「「あ、崩れた」」

「どこかのパーツが間違ってたんだね」

軽い音を立てて、崩れたメタル属性のデジメンタルはまるでブイモンの努力を嘲笑うかのようだった。

大輔とヒカリ、そして原因を言う賢の声がやけに遠い。

「あ、あ、あ……うぁんまぁりだああああ!!!」

努力を(物言わぬガラクタに)否定されたブイモンの繊細な心はへし折れそうになった。

「合わないパーツをくっつけたら音が鳴る仕様だったら良かったのにね」

パーツを摘まみ上げながら呟くヒカリ。

「多分、ゲンナイさんもそこまで気が回らなかったんだよヒカリちゃん」

「ブイモ〜ン、大丈夫かあ?」

「真っ白に…燃え尽きたぜ…」

数時間を犠牲にしたブイモンは文字通り体の色素が抜け落ち、真っ白となっていた。

「でもさ、これを完璧にしないとメタル属性のデジメンタル使えないんだよな。」

「あ、いや…追加メールが来たよ。メタル属性のデジメンタルはガワだけで進化するためには膨大なエネルギーを補充する必要があるって、そのエネルギーの調達は僕達に任せるってさ。どこからかエネルギーの調達をしなくちゃ、いくら完成させてもこのデジメンタルはガラクタの域は抜けないわけだ」

「………(チーン)」

イグドラシル(神)は死んだ。

いや、ブイモンが死んだ。

「おおっ、更に追加メールだよブイモン。どうやらメタル属性のデジメンタルに必要なエネルギー量は通常のデジメンタルの合計3〜4個分のエネルギーらしいね……デジメンタル3〜4個分のエネルギーを調達しろだなんて無理難題過ぎる。ここまで無理難題を押し付けられると逆に清々しいねこれは。あはははは」

満面の綺麗な笑顔を浮かべながら最悪のメールを読み上げる賢。

当然これがとどめとなる。

「デジメンタル……3〜4個分…ぐふう!?」

とどめを喰らったブイモンは完全に力尽きた。

「「ブイモーン!?」」

デジメンタルは道具の力を使って進化する都合上、通常のデジメンタルでも膨大なエネルギー量を誇るのである。

それを3〜4個分となると、簡単に用意出来る物ではない。

このデジメンタルは紋章のエネルギーを持ってしても多分どうにもならないだろう。

そうでなければエネルギー調達しろなんてメールが来るはずがないから。

「ブイモン、しっかり」

「う…ううん…」

ヒカリに揺さぶられているブイモン。

目を覚ましたら一から組み立て直さなけ
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