2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
温水プールに誘われて・・・
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おやっさんが事件があったら報告書を書いていると聞き、
今回の事件の事を書いて思い出していた。
俺もすずか達の誘いに乗ればあんな変な事件に巻き込まれることはなかっただろう。
ともあれここの世界の小学生はみんな精神年齢が高いのだろうか?
俺が会った車いすのガキと書くとアリサに見られた時がうるさいので、
アリサやすずかと同じ年の女の子も以上に精神年齢が高かった。
事の発端はあの洋館での事件の次の日曜日の事だった。
部屋の外からノックが聞こえる。
「どうした、入ればいいぞ」
「お邪魔します」
「邪魔するわ」
「どうした二人とも」
「今からなのはちゃんと一緒にプールに行こうと思ってるの?
一緒にどうかなって」
「すずか、今の時期を知ってるか?」
4月にプールって南国じゃあるまいし
「綾、世の中にはね、温水プールっていうのがあるのよ」
「あぁ在ったなそういうの、どこぞのホテルで泳いでるボンボンがいたわ」
「そんなんじゃないわよ、市民プールにあるのよ」
「ふ〜ん」
面倒、泳ぐのはすごい疲れる
誰か言ってたか?
水泳は最高のフィットネスだと
「今なら、私とすずかとなのはの水着姿が見れるわよ」
「アリサちゃん」
「興味なし」
どこの世界に・・・いたなそういう趣味の奴らも
でも俺は小学生の水着姿なんて興味がない
そういうのが好きな奴らにはお宝なのかもしれないが
「もう来なさいよ」
「悪いな、この間からのトラブルで少し疲れていてな」
「少しだけでも来れないかな」
すずかが申し訳なさそうに言ってきたので俺はため息をついて
「少し休んでから行く。それで勘弁してくれ」
「全く、私がお願いしても来てくれないのに、綾ってばすずかには甘いわよね」
「家主の娘さんだからな、心証悪くしたら追い出されるかもしれん」
「綾君、私そんなことしないよ」
「本気でとるな、二人にそこまで言われたら行くしかないだろうが、
この間の事もあるから、一緒じゃなく時間をずらしてから行く
アリサもそれで勘弁してくれ」
「まぁ良いわ、確かにこの間の余韻があるわけだし、変な事件ばかり起きてるのは事実だから、
その条件で良いわ。でも一回は泳いで見せてよ」
「だがな」
「もう傷は無いのよね」
「わかった、一回だけな。それでベンチで横になってるからな」
「まぁ良いわ」
なんか引っかかるのだが、まぁいい
そんなことがあって二人を先に行かして、
俺も準備をして外に出た。
家には誰もいないようだから俺は家の鍵を閉めた。
誰もいないなんて珍しいこともあるものだ
俺は指定された場所
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