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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第8話:氷の化身と鎧蜂
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!!」
「頼む!デジメンタルアップ!!」
「ブイモンアーマー進化、フレイドラモン!!」
このままではチャックモンと戦う前に大輔達が保たないと判断したブイモンはフレイドラモンにアーマー進化して、体から熱を発することで大輔とヒカリの体温低下を防いだ。
「……いた!!」
巨大な氷柱を地面から発生させ、周囲の木を吹き飛ばしているチャックモンの姿。
フレイドラモンは一気に距離を詰めて、チャックモンを抑えつける。
「グ…グルアアアアア!!」
「ぐっ…小さい癖に何てパワーだ…暴走のせいか…!?」
体格はフレイドラモンが上回っているのにも関わらず、チャックモンはフレイドラモンを弾き飛ばした。
「フレイドラモン!!」
「大丈夫だ…来るぞ!!」
駆け寄ろうとする大輔達を制して、フレイドラモンはチャックモンに向かって構えを取る。
「ウガアアアアア!!」
フレイドラモンに向けてランチャーを構えて雪球を乱射してくる。
「ナックルファイア!!」
両拳に纏わせた炎を火炎弾として連射し、チャックモンの雪球を無力化する。
「グッ!?」
弾切れを起こしたのかランチャーの銃口から雪球が発射されなくなった。
今度は全身を氷柱に変化させてフレイドラモンに突っ込んだ。
「ナックルファイア!!」
氷柱に炎を纏わせた拳を叩き付けると、拳に纏わせた炎の温度を爆発的に引き上げて一気に蒼い炎に変化させた。
「ウガアアアアア!?」
あまりの高温に氷と化した体が見る見るうちに溶けていき、チャックモンは命の危険を感じたのか、距離を取って元の姿に戻る。
「ファイアロケット!!」
その隙を逃さず、強烈な一撃を叩き込むとチャックモンは悲鳴すら上げられず、倒れ伏した。
「やったの…?」
「ウグ…アアアア…」
ヒカリが恐る恐る様子を見るが、チャックモンの瞳からは依然として理性は失われていた。
「駄目なのか…やっぱり…」
フレイドラモンが諦めかけた時…。
「…チャックモン」
「大輔君?」
大輔がチャックモンに語りかけた。
「チャックモン、みんな…お前の帰りを待ってるんだぜ?一緒に遊んだ子達みんなが…」
「………っ」
それを聞いたチャックモンが僅かに反応を示したことを大輔は勿論、フレイドラモンもヒカリもそれを見逃さない。
チャックモンの心は完全に失われた訳ではないことに気付いたのだ。
「このままこんなことを続けて、お前の帰りを待ってる子達を傷つけるのかよ?またお前と一緒に遊びたいって言ったのによ…」
「ウ…グ…」
「あの子達のことを今でも忘れられないなら、あの子達を泣かせるようなことすんなよ!
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