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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第8話:氷の化身と鎧蜂
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は、小さい小熊のようなデジモンがいた。

ユキダルモンより遥かに小さいがデジモンには見た目によらず強いデジモンもいるため油断がならない。

しかし雪だるまデジモンはランチャーのような物を取り出して、それを建物に向けた。

「あいつ、まさか!?」

「大輔、止めるぞ!!」

「デジメンタルアップ!!」

「ブイモンアーマー進化、フレイドラモン!!どりゃあ!!」

「グアアアアア!?」

雪だるまデジモンに向けて飛び蹴りを喰らわせるフレイドラモン。

不意を突かれたのか勢い良く吹っ飛んでいく。

「やった!!」

それを見たヒカリが笑みを浮かべた。

しかし敵はゆっくりと立ち上がり、怒り狂った表情を此方に向けてきた。

「小さい見た目にしてはタフなようだな」

「グルアアアアア!!」

「ナックルファイア!!」

雪だるまデジモンがランチャーから発射した雪球をフレイドラモンは拳から繰り出した火炎弾で無力化した。

「今だ、フレイドラモン!!」

「ナックルファイア!!」

拳に炎を纏わせた状態でアッパーを繰り出し、まともに喰らったチャックモンは再び吹き飛ぶ。

しかし体勢を整えて全身を巨大な氷柱にするとフレイドラモンに迫る。

「氷が炎に勝てるかよ!!ファイアロケット!!」

対するフレイドラモンも全身に炎を纏って体当たりを繰り出す。

氷柱と激突するが、威力も相性も勝っているフレイドラモンが押し勝った。

「これでとどめだ!!」

拳に炎を纏わせてとどめを刺そうとした時、間に小さい影が入った。

「!?」

「……………」

フレイドラモンの前に立ちはだかったのは大輔やヒカリよりも幼い子供達であった。

「グ…ググ…!!」

デジモンは立ち上がり、勝てないと本能で理解したのか逃げ出した。

「待て!!」

フレイドラモンが追いかけようとしたのだが、先程の子供達がフレイドラモンを取り囲んだ。

「な、何なんだ…?この子達は…」

何故、あんな凶暴なデジモンを身を挺してまで守ろうとするのか、フレイドラモンや様子を窺っていた大輔やヒカリも困り果てた表情を浮かべた。

「お兄ちゃん達」

「「え?」」

「私達について来て」

子供達に引っ張られた大輔達は疑問符を沢山頭の上に浮かべていた。

因みにフレイドラモンは進化を維持する理由がないために既にブイモンに退化していた。

「なあ、一体どこまで行くんだ?」

「僕達とチャックモンの思い出の場所だよ」

ブイモンの問いに男の子が答えた。

「チャックモンってあのデジモン?」

「そうだよお姉ちゃん。チャックモンはね、私達のお友達なの…あ、着いた
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