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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第6話:天才少年
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「何か…今、動いたような…ええ!?」

「「ん…ああ!?」」

砂から飛び出したのは巨大なサソリのようなデジモンだった。

古代生物、アノマロカリスを彷彿とさせるデジモンである完全体デジモンである。

「アノマロカリモン…完全体だああああ!?」

「「完全体!?」」

確か完全体とは成熟期より強いデジモンではなかっただろうか?

モノクロモンの時と同じ状態になるのだろうかと大輔とヒカリが慌てた時…。

「大丈夫、あいつは水棲系…だから雷に弱い!!だからモノクロモンの時よりはまともに戦えるはずだ!!」

「そうか、ライドラモンなら…デジメンタルアップ!!」

「ブイモンアーマー進化、ライドラモン!!」

全身から雷を迸らせながらライドラモンはアノマロカリモンを睨む。

「喰らえ、ブルーサンダー!!」

先手必勝とばかりに渾身の蒼雷弾を放ち、アノマロカリモンに直撃させた。

「ーーーーっ!!」

弱点の属性攻撃の直撃を受けたアノマロカリモンは体を大きく痙攣させた。

ブイモンの予想通り、水棲系のアノマロカリモンにライドラモンの電撃はかなり有効だったらしく、成熟期相当のアーマー体でありながら相当のダメージを与えられた。

「やったあ!!効いてる!!」

モノクロモンの時のように効かないのではと思っていたが、属性の上下関係は世代差すらある程度覆すらしく、アノマロカリモンは相当のダメージを負っている。

「もう1発!!ブルーサンダー!!」

再び蒼雷弾を放つライドラモンだが、アノマロカリモンは凄まじい速さで砂の中に潜る。

「んな!?」

「砂の中に潜った!?」

大輔とヒカリが目を見開いて辺りを見回す。

するとライドラモンの真下の砂が盛り上がる。

「っ!?うおっ!?」

真下から現れたアノマロカリモンに捕獲され、両腕で締め上げられる。

「ぐっ!!ううっ!!」

「「ライドラモン!!」」

何とか脱出しようとするが、やはり完全体のパワーは凄まじく、ライドラモンは脱出することが出来ない。

「この…野郎!!」

全身から電撃を放ち、怯ませることで脱出は出来た。

「ライトニングブレード!!」

仕返しとばかりに電撃刃を繰り出すライドラモン。

アノマロカリモンの尾を斬り裂くことに成功し、このまま砂に潜る暇を与えず連続攻撃を喰らわせようとしたのだが、アノマロカリモンはライドラモンに向けて口から大量の砂を吐き出して蒼雷弾を無効化。

そして前肢を交差させて繰り出すスティンガーサプライズをライドラモンに繰り出してきた。

「うあっ!?」

砂でアノマロカリモンの様子が分からなかったライドラモンはアノマロカリモンの攻撃をまと
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