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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第2話:邂逅
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」」

ヒカリの呟きに疑問符を浮かべる大輔とチビモン。

「あなた…コロモンのお友達?」

「んん?どうしてヒカリがデジモンのコロモンのことを知ってるんだ?」

コロモンと言うのはデジモンの幼年期Uで、本来ならヒカリは知らないはずなのだが?

「そ、それは…」

「八神さん、光が丘で暮らしてたんだっけ?もしかしてあのでかいオレンジ色の恐竜のことじゃないか?」

「っ、覚えてるの?」

「うん、ばっちり。あの馬鹿でかい姿になる前からね」

さらりと良い言い放つ大輔にヒカリは目を見開くしかなかった。

当事者であった太一でさえコロモンとのことを忘れてしまったのに光が丘爆弾テロ事件の…コロモンのことを一部でも覚えている人物が自分の目の前にいる。

「もしかしてさ、あの2体の近くにいた女の子って…八神さんだったりする…?」

「っ…」

それを聞かれたヒカリは無意識に後退した。

「あ、ちょっと待って!逃げないでよ!!」

咄嗟に大輔は後退したヒカリの腕を掴んで逃げるのを妨害する。

「別に悪口なんか言わないからさ。質問に答えて欲しいんだ。光が丘爆弾テロ…だっけ?あの事件があったから俺は大輔に会えたわけだし」

「………分かった」

ヒカリは少し躊躇したが、答えるついでに光が丘爆弾テロ事件の全貌についても説明することにした。

それらを聞いた大輔とチビモンの反応は…。

「へえ、そのコロモン。チビモンと同じようにパソコンから出て来たんだ」

「え?」

「なあ、ヒカリ。もしかしてデジヴァイスと紋章持ってないか?」

「????」

チビモンの問いにヒカリは疑問符を大量に浮かべながら首を横に振る。

「これだよ。チビモンが光が丘で暮らしていた時の俺の家に来た時に持ってきた物なんだ」

ヒカリにデジヴァイスと紋章を見せる大輔だが、再び首を横に振るヒカリ。

「持ってない」

「そっかあ…でもさ、光が丘爆弾テロって別に八神さんのせいじゃないんじゃないの?」

「え?」

「だってさ、八神さんが外に出さなくてもコロモンは絶対に外に出て暴れてたよ。あんな風になってたんじゃ誰にも止められないって」

まだ3〜4歳くらいの幼いヒカリに凶暴化したコロモンを止めるなんて無理だ。

特にあの2体の戦いを止めるなんて更に不可能。あれはどうしようもなかったのだ。

「それにしても不思議だよな。そのコロモン。一気にアグモン、グレイモンに進化するなんてさ…普通はかなりの時間をかけて進化するのに…うーん、不思議だ。というか事故だよ事故。気にするなよヒカリ」

チビモンがそのコロモンの異常性に首を傾げるが、今はいないコロモンのことを気にしても仕方ないので、取り敢え
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