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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十九話
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「一キロ走ったにしてはピンピンしてるな」
「箒だって100メートル全力疾走したにしては元気そうだったじゃないか」
「当たり前だろう。その気になればあの二倍は出せる」
「絶対やるなよ」
絶対面倒な事になる。
「無論だ」
箒の膝の上で観戦していると、借り物競争が始まった。
「鈴の奴第何走者だっけ?」
「5だな」
鈴の番になった。
真っ先にカードの所まで走った鈴は…何故かこっちに来た。
「一夏! あんたちょっとこっち来なさい」
「俺?」
「そうよ! はやく!」
箒の膝から降りて、鈴についていく。
トラックを半周し、ゴール。
一着だ。
「なぁ、鈴。カードの指示は何だったんだ?」
「アンタはしらなくていいわ」
気になるなぁ……。
退場門で鈴が係にカードを渡す寸前に掠めとる。
内容は『「受け」属性の人』だった。
「おい」
「……………」
鈴がそっぽをむく。
「おいこっち向けよ」
「さーて、さっさと生徒席に…」
「待てや貧乳! 誰が受けじゃごらぁっ!?」
「そういう所よ。一夏って誘い受け属性のネコよねぇ〜」
「俺は猫だけどネコじゃねぇよ!」
「あら? そう?」
ん? なんだろうか。鈴がやけに余裕そうだが…
唐突な浮遊感。気づけば視線が高い。
「ねぇ何してんの箒?」
「お前を弄りに来た」
「最悪だなっ!?」
「箒、飼い猫の躾はきちんとしときなさいよ」
「飼われてねぇよ!?」
「でも今のアンタ、まんまネコよ?」
実際、ネコみたいに丸く抱かれている。
「なぁ、おい箒。あんまり人前でこういうのはよくないとおもうな」
「何を今さら」
いや、そうなんだけどね?
「ほら、ウチの担任じゃない生活指導の先生がめっちゃ睨んでるからやめようぜ? な?」
「面倒だな…いっそキスでもするか」
「それやったら怒られるの俺なんだけど?」
「いやいや。私がお前を押し倒したように見せればいい」
「ねぇアンタら本気でキスする気? 周りが赤面してるの気づいてる?」
「ほら、おろせ箒」
「むぅ……それっ!」
何故か俺を斜め上に投げる箒。
クルリと回転して着地する。
「うむ。やはり一夏は猫だな」
「もうそれでいいよ…」
生徒席に戻ると弾が座っていた。
「派手にやったな」
弾の手足と顔は、ガーゼと絆創膏でこれでもかとデコレーションされている。
「勝てといわれたからな。そりゃ勝つしかないだろう。なぁ? 箒ちゃん」
「ああ、五反田に賛成だな」
絆創膏の上から傷をつつく
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