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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十一話 合流 1
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「そんな……でもあり得るかも!」

受け入れちゃったよ、マリーさん。

「なのはちゃんもフェイトちゃんも、見かけによらず根性あるし……何より常識打ち破るの得意だから!」

「ちょっ!違いますよ!マリーさん、戻って来て!」

だがマリーは戻ってこない。

「そうよ!思えばビックリするくらい仲がいいし、部屋もシェアしてるし、そういう関係になっても不思議じゃないわね!」

ドンドン盛り上がるマリー。すると、

「女の子同士でなる訳ないじゃないですか!それが許されるのは美少年同士です!」

なぜそうなる!とツッコミを入れたくなる超理論を展開するシャーリー。

「え?BL?」

「そうです!GLよりBLの方が……!」

「怒やかましい!」

ドスッ!

「「いったーい!」」

頭を押さえて二人がうずくまる。

いつの間にか近くに来ていたアスカが、シャーリーとマリーにダブルチョップを喰らわせたのだ。

「なにバカな事を大声で話してんだよ!オレはともかく、そんなのがエリオとかキャロとかヴィヴィオに知れてみろ。どうなると思ってんだよ!」

アスカがシャーリーに詰め寄る。

「ど、どうなるって?」

いきなりのチョップに涙目のマリーが聞く。

「二択ですよ、マリエル技官」

「二択?」

「スターライトブレイカーか、ライオットザンバーかの」

「それって吹き飛ばされるか、切り刻まれるかじゃない!」

「その通りです、マリエル技官!ヴィヴィオが高町隊長に”あのお姉ちゃん達、なに話してるのー”なーんて聞いた日にゃ……」

アスカの言葉を聞いてマリーが震え上がる。

「た、確かに……って言うか、どこまで聞かれたの!?」

状況を理解したマリーが、今度は別の意味で慌てる。

「それは大丈夫です。なんか騒がしいなって、オレが自主的にコッチにきただけですから、向こうには聞かれてません」

無駄に気の回るところを見せるアスカ。

「うー、でも乙女の頭にチョップはないんじゃない?」

シャーリーが抗議するが、

「乙女がGLだのBLだの大声で話すかぁ!」

アスカはあきれ果ててツッコんでいた。
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