修行U
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木場は騎士としてのスピードを駆使し、魔剣を振りかぶる。
躱される
フェイントを混ぜた木場必殺の一撃
狙いはウィスの脇腹
蒼く光ったウィスの手刀でいとも簡単に全ての魔剣が砕け散る
宙へと飛翔したウィスを追い、大上段からの振り下ろしで魔剣を振り下ろすも……
「首元ががら空きです」
ウィスに首元を鷲掴みにされ、眼下へと投げ飛ばされた。
「ハァ!」
態勢を立て直し、ウィスへと突貫するも、掌をかざされ、不可視の衝撃波により木場は武舞台の壁まで一息に吹き飛んでいく。
「雷光よ!」
「滅びなさい!」
リアスと朱乃の攻撃がウィスを挟む様に放たれた。
朱乃は堕天使としての力を最大限に遣い、リアスは滅びの魔力を最高威力で魔法陣を介して射出している。
だが、余りにもその攻撃モーションから発動までの速度が遅過ぎる。
彼女達の攻撃は空を切り、ウィスの姿は虚空へと消えた。
「……複数攻撃・不意打ち・錯乱・囮、貴方達の考え得る全ての戦法を結集しなければ私の姿を捉えることすら不可能でしょう」
ウィスの姿を見失った彼女達を見下ろす様にウィスが上空に姿を現す。
全くの無傷、掠りさえしていない。
何とか一矢報いようとリアスが魔法陣を発動するも……
「言ったはずです。魔法陣を介した魔力の発動はタイムラグが存在し、隙だらけだと」
ウィスの手が破壊する形で魔法陣を突き破り、リアスの手首を掴み取る。
瞠目するリアスを投げ飛ばし、ウィスは背後から迫る雷光を素手で?き消すことで対処した。
魔法陣を利用したやり方が攻撃をより効率的に放つことが出来る道理は理解出来る。
しかし、それでは発動速度に限界が存在してしまう。
敵をより確実に討ち、勝利を収めるにはその攻撃手段は捨てるべきだ。
ならば教えよう。
純粋な殺傷能力のみを追究した洗練された本当の攻撃というものを
「良いですか。攻撃とはこういうものを言うのです」
ウィスは眼下に浮かぶリアスと朱乃へと左手の掌を向ける。
威力は最小限に、周囲一帯の景色が変わる程度に蟻を潰さないレベルの絶妙な力の加減を行う。
発動速度も彼女達が回避することが出来るスピードに調整することも忘れない。
攻撃モーションも敢えて緩慢な動きで行い、気功波を放つべくエネルギーを掌へと集束させる。
途端、ウィスの身体から莫大なエネルギーが溢れ、周囲を神秘的に蒼く照らし出した。
途方も無い莫大なエネルギーが掌へと集束していく。
魔力や光力は感じない。
だが、リアスと朱乃はあ
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