第1巻
新たなデザート×対ドウター擬き戦
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な。ドライグの声そっくりな爺さんに。
「駒の動かし方に関しては取扱い説明書に纏めておいたが、実際にやってみながら覚えてもいいと思うぞ」
「ふむ、これはまるで戦争みたいな布陣なのだな」
「ハマると何局もやって終わりが見えなくなるから、覚えて上達したら帰らせてもらうから」
本を見ながら駒の動かし方を覚えていくアルフレッド、結局のところハマってしまい夜になってしまった。スゥも待ちくたびれたのか寝てるし、この世界に娯楽が少ないと改めて思い知ったわ。
まだ会った事のない国王にまでやらせるつもりだが、流石に国政まで響くからやらせないよう釘を刺しておこうか。雨も上がってるから明日からギルドの討伐でもやるとしよう。腕が鈍ってなければいいんだけど。
「八重、そちらに行かせた」
「承知でござる!」
俺の視界から消えた奴は八重と斬り合ってた、漆黒の騎士鎧と禍々しい大剣を持つデュラハン。今回の討伐対象だが俺は主に援護するだけ、八重やエルゼとリンゼのパワーアップが目的。
「見た目はデカいが俺だと一振りで終わってしまう、たまには別の武器でやってみようか」
『もしかしてショットガンを使うのか?』
八重が危なそうな時だけ使うショットガンは、衝撃と共に脇腹を拳で抉り体勢を崩した相手に回し蹴りを炸裂。
「エルゼ、一角狼の方は片付けたようだな」
「まあね。でも三十匹もいるなんて聞いてないんだけど」
「恐らく俺が一緒だからだと思うぞ」
『相棒が一緒なら自然と数が多くなるのは分かってるはずだ』
リンゼも駆けつけて来たから終わらせたのだろう。エルゼの攻撃にデュラハンは動きを止めていたが、大剣で相手の首に降りかかる。エルゼは躱して八重の方へ行く。
「【炎よ来たれ、煉獄の火球、ファイアボール】」
リンゼの放つ火球がデュラハンに当たるけど背中に命中後、八重の攻撃を大剣で防いでしまうのが難点か。持久戦になると不利になる三人娘、どうにか俺を主力にさせたいのだろう。
デュラハンに生命の活動はなく、アンデッドだから聖なる技が弱点でもある。なので聖剣エクスカリバーの力を使った一刀両断してみようと思う。光属性はリンゼも使えるけど得意魔法ではない。
「リンゼ、氷の魔法でアイツの足を止めてくれ。そしたら俺がやる」
「分かりました・・・・【氷よ絡め、氷結の呪縛、アイスバインド】」
「今だ、はああああ!」
リンゼの魔法発動と共に動く俺、デュラハンの足元が凍り付くが三人娘が気付く時には敵の後ろにいた。で、刀を鞘に戻した瞬間に一刀両断されて消滅した。聖剣エクスカリバーの力により、全身に聖なる力で瘴気を浄化していく。
「凄い切れ味、これが一真殿の力でござるか」
「片付いたけど結局のとこ
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