暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
強奪〜
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
ー亮ー

「みんな、何か進展はあるか!?」

俺が聞くと通信から春鈴から必死な声が聞こえてくる。

『来ました…っ…シンです!!』

「「「っ!!!」」」

瞬間、全員に緊張が走る。

「ユイっ!春鈴の部隊の位置は!?」
『亮お兄ちゃんの位置から北西!!…少し遠いです!』
『一般兵の方は退かせて外史の方や将が相手を!』
『俺や亮がいくまで無理はするな!!わかったな!?』

ユイの言葉に焦り、朱里が指示を出して咲が叫ぶ。

「俺もすぐにいく!春鈴、無茶だけはするなよ!!」

俺は叫び、通信を切る。今ので各自はシンの方へ向かうはずだ…!











ー春鈴ー
「いやぁ…参りましたねぇ…」

烈火を構えてシンを見据える。

「やぁ、春鈴ちゃん」
「…貴様、気安く真名を…っ!!」
「あっはは、怖い怖い」

私が怒りと殺意をぶつけてもシンはニヤニヤと笑うだけだ。…その時だった。

「はぁぁぁぁっ!!」
「でやぁぁぁ!!」

ユウキ様とヴィータ様の二人。その一撃は容易く障壁で防がれる。

「てめーがシンか!よくもあたしらの世界を…!」
「絶対にここで倒す!!」
「君たちの相手は面倒だねぇ…」
「お二方、あいつの能力にだけはご注意を!!」

私たち三人が構え、シンは首をこきこきと鳴らし、メダルを手に取る。

「はぁ!!」
「よっと」

二人のラッシュを回避し、まずはヴィータ様に手を向ける。

「千の雷」
「っ!アイゼンっ!!」

金髪に変わったシンの手から強烈な雷が飛び、それがヴィータ様に直撃して障壁ごと大きく吹き飛ばされた。

「ヴィータ様!」
「かっ、はっ…この力…フェイト、よりも…!!」
「次は君だよ、ユウキちゃん」

直後、違うメダルを手に持ち、リョウコウさんの武器を手に持ったシンが一瞬で近づく。

「っっ!ホリゾンタルスクエア!」
「剛断」

ガキィィィン!!

「ぐっ、あっ…!?」

ユウキ様が放った四連撃をシンはたったの一撃で押し切り、吹き飛ばす。そしてまた一瞬でちかづき…

「流星脚!」

ドゴォ!!

「あがぅ…!?」

ユウキ様の鳩尾に飛び蹴りが叩き込まれ、ユウキ様は吹き飛び、苦しみながら転がる。そしてその技の隙を見て私は横から飛び込む。

「そこぉ!!」
「遅いよ」

一瞬で体勢を建て直し、素早い一撃が迫るが私はそれを避ける。

(あの人に一泡吹かせようと鍛練していたのがこんなところで…!!)
「…すばしっこいね…!!」

苛立ちでどんどん動きが荒くなる。…そこは、あの人とは違う。その一瞬で私は冷滅から爪を出して足を固定、気を烈火に込めて弾丸を装填す
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ