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龍馬の言葉
第一章
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たぜよ」
「どうしたんじゃ」
 その龍馬にこの時も共にいた武市が問うた、山内容堂を中心とした旧土佐藩の面々とも和解が済んで親睦を深める為に人界ではじまった野球の試合の話が終わった時のことだ。
「一体」
「いや、皇后様にのう」
「あの方にか」
「お話したいことが出来たんじゃ」
「今あっちでやってる戦のことか」
 二人と共にいる岡田がこう言った。
「あの戦のことか」
「ああ、露西亜との戦のことじゃ」
 まさにこの戦のことでというのだ。
「あの戦で負けたらのう」
「日本はないな」
「えらい戦じゃな」
 武市も岡田も深刻な顔で言った。
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