第三章
[8]前話
「だからよ」
「食べものも大事だけれど女の子もだからね」
「皆そっちにも興味いくから」
「CMだって人気のアイドルの娘起用したら売り上げ上がるでしょ」
「それと同じよ」
こうずん子に話すのだった。
「だからずんだ餅もって思ったけれど」
「大成功だったわね」
「じゃあもっとね」
「ずん子ちゃんと一緒に出していこう」
「ううん、私が出るとこんなに人気が出るなんて」
ずん子自身の言葉だ。
「ずんだ餅も人気が出たけれど」
「だから女の子よ」
「これが貴重な要素だったのよ」
「宣伝にはね」
「それが出来たから」
「いいでしょ」
「最近私個人の人気が出てるのかしら」
ふとこうも思ったずん子だった。
「まさか」
「そのまさかよ」
「ずん子ちゃん自身大人気よ」
「もうちょっとしたアイドル並だから」
「色々依頼来るかもね」
「それよりずんだ餅の宣伝になればいいのに」
自分のことにはこう思うずん子だった、それでだった。
自分にも色々宣伝の話が出るとその度にずんだ餅も出した、するとこのことは彼女の狙い通りにだった。
ずんだ餅の人気アップになった、それで友人達に言うのだった。
「やっぱり私よりもね」
「ずんだ餅を推していく」
「そうしていくのね」
「それが私のやるべきことだから」
それ故にというのだ。
「これからもそうしていくわ」
「自分のことよりも」
「まずずんだ餅」
「そうしていくのね」
「ええ、こんな素晴らしいお菓子はないから」
だからだと言ってだ、そうしてだった。
ずん子はずんだ餅の宣伝を続けていくのだった、自分がどれだけ人気が出てもそれはどうでもよくだ。愛するずんだ餅の為に働くのだった。
ずんだ餅は最高 完
2017・10・28
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