暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
「いってきます」〜Happy day〜
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ど、お祝いの言葉だけで本当に十分。すごく嬉しかった。
「やっぱり美味いな」
「普通にお店出せるね・・・」
それにしても、なのは達が作った料理ってホント文句のつけどころの無い絶品ばかり。ルシルも本当に美味しそうに食べているし。私もニヤけるよ。それから楽しく話をしながら食事会は終わった。みんながゆったりとして、なのはの作ったデザートのケーキを食べていると・・・
「シャルちゃん」
なのは達が綺麗に包装された箱とか紙袋を持って来た。判る、判るよ〜。誕生日プレゼントだよね。
「これ、誕生日プレゼントなんだけど・・・。シャルちゃん、いなくなるんだよね・・・・」
「・・・あー、うん。でも大丈夫。何くれるのかなぁ?」
たとえ消えるとしても、親友たちの心の籠もったプレゼントは持っていく。その術はもうある。というか、この世界で手に入れた物を持って還る為に組んだようなものだ。私の創世結界・“剣神の星天城ヘルシャー・シュロス”は。
「んじゃ、開けさせてもらいます!」
なのは達から貰ったプレゼントの包み紙を綺麗に取っていく。可愛い服やリボン、アクセサリーなどなど。どれも私を飾る装飾品。私のようなガサツ(自覚は少々ある)な女に似合うのか判らないけど、贈ってくれるんなら大事にしないとね♪ んで、ユーノは本? ルシルにじゃなくて、私に本? なに? 少しは頭のいい本でも読めってか?と思ったら、他にもいろんなプレゼントを貰った。うわっ、気を使わせたみたい。
「ありがとう、みんな。大切に使わせてもらうから」
「うん。でもどうするの? このプレゼント・・・」
「そうだぞ、シャル。私の
英知の書庫
(
アルヴィト
)
の蔵ようなモノでもない限り、持っていけないぞ?」
思い思いに心配そうな声をかけてくるけど、だから創世結界があるんだって。
「フフフ。私はやっぱり天才だったのよ!!」
私の自信満々かつ仰々しい態度に、みんなが若干引いた。引くな引くな。
「私の右手をご覧ください。種も仕掛けもございません。ご確認を。では、1・・・2・・・3!! はい、どうぞ!」
「「「「「「「???」」」」」」」」
「あ、それって・・・!」
「まさか・・・完成させていたのか・・・!」
私の右手の平の上に生まれた黒い穴を見ての反応は様々。なのははたぶん、ルシルの創世結界を見たんだろう。ルシルから聞いていたし。ルシルは軽く驚いている。何せ半年で完成させたんだから当然かな。フェイト達?は疑問顔。知らないなら当然かな。記憶の中で見せられた創世結界はどれも現実に展開されているものばかりだったし。
「改めてありがとう、みんな」
包装し直して、プレゼントの山を黒い穴の先、“ヘルシャー・シュロス”の宝物庫に全て
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