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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
町を散策してみた-1
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 どうやら俺達を監視している人物にエリカも気づいたらしい。
 俺はというと、今の所普通の村人でいられていると思うので、問題はないだろう。
 となるとやはり、

「SSSランク冒険者ともなると、目立つのか?」

 ギルドを出て少し歩いた所で、俺たちの様子を見ていた人物が遠くに追ってきているのを確認しながら俺は、エリカにそう話しかける。
 するとエリカが、

「そう、かもしれない。でも、気になるのはそれだけじゃない」
「というと?」
「あれと似た格好をした怪しい人物が、以前私が……今回の魔王を討伐しに行った時のギルドにもいた気がする」
「……その請け負ったギルドの場所は、ここから遠いのか?」
「そうね、一週間はかかるはずよ」
「依頼を受けた日は?」
「数日前。同一人物だとは思えないわ。でも……どことなく、雰囲気が似ているの」

 そう、深刻そうなエリカの声を聞く。
 となるとと俺は考えて、

「じゃあ、ちょっと接触してきて何者か正体でも暴いてくるか?」
「え? いえ、え?」

 俺の言葉にエリカは困惑したようにそんな声をあげる。
 だが延々と得体のしれない人間に追跡されるのはあまり気分のよろしいものではない。
 油断した所でもしかしたなら、俺達を始末しに来るかもしれない。

 だったら早い所、敵の素性を確認して、問題がありそうなら対処した方がいい。
 実際にあの平和な今いる村でも村の危機になりそうなことはあった。
 謎の教団、名前は一応知っているがルーシーが、『アイツら気持ち悪い』と言っていたのであまり出さないようにしている彼らだが、どうも、村の周辺で魔王を生み出せるかどうかの実験のようなものをやろうとしていたのである。

 この世界は一応自然発生的にそこそこ魔王が生まれるそうで、それは女神であるルーシーの本意ではないらしい。
 だが世界を作る関係でそういったものが“生じて”しまうのだそうだ。
 なのでこの世界の人達である程度解決できるよう、色々と手助けをしていたらしい。

 その手助けの一つが、“俺”のような能力を持つ可能性のある人間だったりするそうだ。
 といった話を思い出しているとそこでエリカが俺の肩を掴んで、

「正体を暴くって何をする気? いきなり殴りかかる気?」
「あ〜、大体そんな感じか? 捕まえて逃げられないようにして、“ステータス・オープン”してみてしまえば能力から裏事情から大抵の事は丸裸だぞ」
「……そう、そうなの。うん、分かったわ。落ち着け私。ユウスケたちがおかしいのは今に始まったことじゃない」

 そうエリカは一人頭痛がするように頭を押さえながら呟いた。
 失礼な、そう俺が思っているとそこで今度はルーシーが俺の肩をたたく。

「どうしたんだ?」
「そ
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