2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
地下1
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一応右に行くと言ったが、左の扉を調べてみたところ鍵がかかってやがった。
アリサの助言でなるべく呪文は使うなということを言われたので、開いている右に素直向かった。
少しずつ肌寒く感じ、滑らかだが下にくだっていく感じがする。
そして異臭がこの先から匂ってきたので俺は全員に呼吸の呪文をかけた。
「綾」
「まだ先が見えないのにこの異臭はちょっとまずい、何かあってからこの匂いで動けないとなったらシャレにならない」
「大丈夫なの?」
「これぐらいはな」
「でも、なんかホラー映画で出てきそうな感じのものが」
「アリサ同感だな」
「綾君、アリサちゃんそれ以上は考えたら」
そう話して歩いていたら丁度下りが終わったようだ。
そこには扉があったので、俺は罠探知をしてから扉を開けた。
先は見えないのだが100メートルぐらいの通路が先に延びていたので俺たちは先に進んだ。
俺たちが中に入った瞬間扉が閉まってしまった。
二人は青ざめた顔をしていたのだが、俺の服の先をぎゅっと強く掴んで意志をしっかりさせていた。
「向かうぞ」
「「うん」」
目の前に広がるのは広大な地下墓地
そして何やら生き物が食事をしていた。
二人はその異常な風景を見て美少女では絶対にやらない事をしてしまった。
それは、吐いてしまった。
そりゃ
数十体の青白い腐った生物が死者を食らっていたら、吐くわ
俺は精神強固の呪文で何とかなったのだが、ばしばし精神が侵されて行ってる感じがする。
「いやだ、イヤだ、イヤダ、あや行っちゃヤダ!」
アリサはヒステリック気味に泣き出し俺にしがみついてきた
すずかも座りながら大声で泣き出したので、
俺はこの館に来て一番使用している悪意からの防御を使い
精神安定の呪文を使用する
「二人とも大丈夫か」
俺は出来る限り穏やかな感じできいてみた。
二人とも無言で頭を上下に動かしてくれた。
「ここにいれば大丈夫だ!
ちょっとやっつけてくるから少しだけ離れるな?」
俺はそう言い結界から外に出る
食屍鬼は俺たちに気づいたようでこちらに向かってくる感じだ
奴らは死んだものしか食わないのは知っている
だから奴らは生きたものを殺してから食事をする
俺は死者退散を試みたのだが、1匹とも破壊されなかった。
見た目はファンタジーに出てくるアンデッドのグールかもしれないが内容はクトゥルフに出てくるグールかもしれないな
あっちはアンデッドじゃないから聴くはずがないか
確かによく見るとうなずいたりしているので知性はあるかもしれないが、知ったこっちゃない
俺は手のひらに
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