暁 〜小説投稿サイト〜
繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! B
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放されたのだと知る。

「し、死ぬかと思った」
「多分、途中死んでたと思う」

 まぁ、涼花ちゃんの冗談は置いておいて、兎に角死ななくて良かった。私が死んだら涼花ちゃんが此処から出られなく為っちゃうかも知れないしな。

 だが―――

「未だ奥に通路が続いてるって事は、未だ続きがあるんだなぁ……」

 さっきのは"ボコボコハンマーの間"としておこう。

 で、次はまたどんな可笑しな仕掛けが………否、来て欲しいとか、そう言うわけじゃ無いからね!!?


「…………ここ、こっ、琴葉お姉ちゃん!」


 私はマゾじゃ無いから!


「琴葉お姉ちゃん、ううう……後ろぉ………!!」


 ………もう。何だね? 涼花ちゃん。今、私を見て笑っているであろう奴に反論をしているのだよ。


「ははは、早く逃げて!!! 走ってええ!!」

「後ろぉ? 何、走ってって……………………」


 ―――私は恐らくボコボコハンマーの間以上の速さで走った。


「「ああああああああああああああああああああ!!!!!」」


 振り返った所に、鎌を振り上げた死神が居たのだ。


「いやあああああああああああああああああああ!! 助けて助けて助けてえええ!!?」
「こ、琴葉お姉ちゃん! 頑張って……!!」

 私の腕の中で涼花ちゃんが応援している。

「…………ぎゃああああああああああああ!!! 攻撃したああああああああああ!!?」
「こ、こわ……」

 死神が鎌を振る。

「もう疲れましたッッッッッッッッ!! 休ませて下さいッッッッッッッッ!!!!」
「…………琴葉お姉ちゃんって、冷静な人から見れば、すっごく馬鹿みたいだよね」

 涼花ちゃんが急に冷静になり、言う。

「助けてええええええええ………………って、うわああああああああああああああああああああああ!!!?」
「ひゃああああああああああああああああああ!!?」

 が、次の瞬間には、涼花ちゃんも冷静には居られなくなったようだ。

 其れはその筈。


「「もうやだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」」


 ―――左右の壁から目玉が取れていたり、首がもげていたり、包丁が刺さっていたり等為た人形が、百近い数飛び出してきたのだから。


《アハハハハハハハハハハハハハハ!! マッテマッテー!!》
「嫌だああああああああああ!! 何で此の人形喋るのおおおおおおおおおおおお!!?」
《ニンゲン、タベテアゲル!!》
「人形に……食べられる…………?」
《アハハ、コロセコロセー!!!》
「もうやだああああああああああ…………」


 二人で半泣き状態で人形と
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