暁 〜小説投稿サイト〜
繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! B
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「……………………だあああああああ!!!」

 何故首領室の前に穴が出来てるんだよおい。
 何故私は地面に刺さったんだよ!! 何処かのギャグアニメ、ギャグ漫画じゃねぇんだぞ! 抑も小(略

 …………頭痛い。血でてるし。当たり前だけど。

「……涼花ちゃん、大丈夫?」
「ここここ、琴葉お姉ちゃんこそ、大丈夫!?」

 ―――私は元気です。

「大丈夫だよ。所で……此処は?」

 能力で破壊……は出来ないみたいだね。能力が遣えない。
 となると、犯人は彼奴等だな。

「分からない……けど、此処から出るには色々しなきゃいけないって言うのは分かる」

 正しい。花丸です。

 …………で、奥に通路が伸びているって事は、此の先に進んで、何かをするって事か。
 通路は元居た場所と変わらない、赤い絨毯と、赤黒い色の壁と床が続いている。ので、未だ拠点の中であると言う事は分かる。……まぁ、私が知っている通路を改造したっぽい感じはしていたが。

 上を見上げて、落ちてきたはずの天井が、完全に閉まっているのを見て、涼花ちゃんと共に、渋々歩き始めた。


 ―――時刻は午前八時。未だ未だ朝だった。


  ◇◆◇◆◇


「………はいはいはいはい、危ないよー」

「………………ってわっ! あぶなっ」

「……………………どわっ!? 危ねえよ!!」

 ―――今日初めて荒ぶっています。

 そらそうですよね。だって、涼花ちゃんと手を繋いで歩いて居たら―――


「……い"っ……ぎゃあああああああああああああ!!?」


 巨大なピコピコハンマーらしきものが、四方八方から叩いて来ようとしているんですから!


「何此れクッソ痛いんですけどおおおお!!? 何なんだよ製作者、死ねやッッッ!!」

 中指を立てながら、涼花ちゃんを抱え、必死に走る。何度か頭にピコピコハンマーがぶつかり、叫んでいるが、涼花ちゃんは無事だ。だが、此のハンマーは"ピコッ"じゃなくて、"ボコッ"とかいう音がしているため、くっそ痛い。目眩がヤバいんです。

 ―――こりゃ終わったわ。

 もう一言も喋らず、叫ばず、残りの道を全て全力疾走する勢いで走る。何度もピコピコハンマーで叩かれたり、擦ったりして、もう打っ倒れそうだったが、兎に角走る。

「……琴葉お姉ちゃん、もう顔死んでる」

 途中からは目を瞑り、口もキツく結び、諦めながら走っていたらしい。涼花ちゃんに言われて初めて気が付いた。


「…………ちょ、ちょちょちょ!! 琴葉お姉ちゃん、ストップ!」


 涼花ちゃんに言われ、脚を止める。だが、もうピコピコハンマー改めボコボコハンマーで殴られることは無かったため、ボコボコハンマーから解
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