08.イベントに盛り上がる者達の観察日記(?)
HAPPY HALLOWEEN!!
琴葉と涼花のDEADレース! B
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「……………………だあああああああ!!!」
何故首領室の前に穴が出来てるんだよおい。
何故私は地面に刺さったんだよ!! 何処かのギャグアニメ、ギャグ漫画じゃねぇんだぞ! 抑も小(略
…………頭痛い。血でてるし。当たり前だけど。
「……涼花ちゃん、大丈夫?」
「ここここ、琴葉お姉ちゃんこそ、大丈夫!?」
―――私は元気です。
「大丈夫だよ。所で……此処は?」
能力で破壊……は出来ないみたいだね。能力が遣えない。
となると、犯人は彼奴等だな。
「分からない……けど、此処から出るには色々しなきゃいけないって言うのは分かる」
正しい。花丸です。
…………で、奥に通路が伸びているって事は、此の先に進んで、何かをするって事か。
通路は元居た場所と変わらない、赤い絨毯と、赤黒い色の壁と床が続いている。ので、未だ拠点の中であると言う事は分かる。……まぁ、私が知っている通路を改造したっぽい感じはしていたが。
上を見上げて、落ちてきたはずの天井が、完全に閉まっているのを見て、涼花ちゃんと共に、渋々歩き始めた。
―――時刻は午前八時。未だ未だ朝だった。
◇◆◇◆◇
「………はいはいはいはい、危ないよー」
「………………ってわっ! あぶなっ」
「……………………どわっ!? 危ねえよ!!」
―――今日初めて荒ぶっています。
そらそうですよね。だって、涼花ちゃんと手を繋いで歩いて居たら―――
「……い"っ……ぎゃあああああああああああああ!!?」
巨大なピコピコハンマーらしきものが、四方八方から叩いて来ようとしているんですから!
「何此れクッソ痛いんですけどおおおお!!? 何なんだよ製作者、死ねやッッッ!!」
中指を立てながら、涼花ちゃんを抱え、必死に走る。何度か頭にピコピコハンマーがぶつかり、叫んでいるが、涼花ちゃんは無事だ。だが、此のハンマーは"ピコッ"じゃなくて、"ボコッ"とかいう音がしているため、くっそ痛い。目眩がヤバいんです。
―――こりゃ終わったわ。
もう一言も喋らず、叫ばず、残りの道を全て全力疾走する勢いで走る。何度もピコピコハンマーで叩かれたり、擦ったりして、もう打っ倒れそうだったが、兎に角走る。
「……琴葉お姉ちゃん、もう顔死んでる」
途中からは目を瞑り、口もキツく結び、諦めながら走っていたらしい。涼花ちゃんに言われて初めて気が付いた。
「…………ちょ、ちょちょちょ!! 琴葉お姉ちゃん、ストップ!」
涼花ちゃんに言われ、脚を止める。だが、もうピコピコハンマー改めボコボコハンマーで殴られることは無かったため、ボコボコハンマーから解
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ