Episode 2 Turn of the golden witch
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わねえのかよ!
あの最後の……」
譲治「戦人くん。止めるんだ」
紗音「戦人さま。
真里亞さまはベアトリーチェさまを信頼しておられるんです。
ですから、その……」
戦人「兄貴…紗音ちゃん……」
真里亞「戦人。
今は分からなくてもいいよ。
でもね。
いつか戦人にも分かって欲しい。
ベアトはね、本当に"い"るんだよ。
そしてみんなを黄金郷に連れていってくれるんだ。
そこではみんなみんな幸せに過ごせる。
だから何も心配はいらないんだよ。
悲しむ必要もない。
だってそこに行けばママはいつだって真里亞に優しくしてくれるんだから」
戦人「………分かったよ。
兄貴、わりい。
ちょっと進行を任せてもいいか?
俺は少し頭冷やすわ」
譲治「うん、分かったよ。
さて今回は魔女ベアトリーチェがいよいよ本編に出てきたね。
戦人くんとベアトリーチェの対決。
どうやらこれがこの物語の基本的な図式になりそうだね」
紗音「ベアトリーチェさまは六軒島で不可能殺人を犯す。
それは一見魔女の仕業としか思えない。
ニンゲンには到底不可能だと」
嘉音「だが戦人さまはそれを認めない。
あくまで犯人はニンゲンであり、魔女などは存在しないという主張を貫き通す」
朱志香「魔女とニンゲンの戦い、か」
譲治「僕としては心情的に戦人くんに頑張ってもらいたいところだけれど状況は中々に厳しそうだね」
紗音「密室殺人…
ミステリーの王道とも云える犯罪ですね。
それだけにトリックも出尽くした、とも言えるのですが…」
嘉音「それを封じる為に魔女が繰り出した楔。『赤き真実』」
朱志香「う〜ん、あれだけどよ。
本当に信じていいのか?
魔女がそう言ってるだけだし…」
真里亞「ベアトは嘘つかない!
ベアトが真実って言ったら真実なの!」
譲治「真里亞ちゃんに賛成だね。
これはベアトリーチェと戦人くんとゲームだ。
ゲームにはルールが必要不可欠。
そのルールそのものが信じられないとあってはゲームが成り立たないよ」
紗音「そしてその"ゲーム"はベアトリーチェさまと戦人さまだけで行われているものではありません」
嘉音「竜騎士07とプレイヤーの皆さまとの間で行われているものでもあります。
あなたは魔女を信じるか、と」
朱志香「そういやそうか。
でも、だったらいよいよ手詰まりじゃねえか?
あの『赤き真実』ってのでやたらめったら頑丈な密室造っちゃったぜ?
あの魔女はさ。
戦人だってそれで一回は屈しちゃったわけだろ」
戦人「へ!笑わせんな!」
朱志香「お、戦人復活か?」
戦人「ああ。
充分頭冷やしたぜ。
本編でも此方でも俺は大人しくなんざしてらんねえんだ。
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