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ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
投げハメするならNザンギ
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いで全てのステージをクリアしてしまった。

「俺と言う足かせがあるのにクリアしちゃうんだから、本当にお前の腕には関心させられるよ。」

ファイナルファイトはプレイするのは好きだけど、俺の腕はそこまで高くないから途中で死んじゃうんだよな。一人でプレイするとだいたい四面のロレントまで行けるけど、後が続かないんだよな。

「そろそろ戻るか?いい加減に戻らないと、皆に置いてけぼりを食らうと思うぜ」

「……(いやいや)」

「いやいやって……まだ遊びたいのか」

「……(こく)」

しゃあねえな。もう少しこのお嬢様のわがままに付き合ってあげますかな。ゲームコーナーを出た俺達は、残りの数時間を遊園地のアトラクションで遊んだ。ジェットコースターやコーヒーカップにゴーカート。時間ぎりぎりまで俺達は遊んでいた。何処か元気のなかった大野も嬉しそうにしていたし、まあいいか。

最後に観覧車に乗ろうとしたけど入園時間がギリギリだったので乗れなかった。その時の大野が残念そうで悲しい表情であった。そんなに観覧車に乗りたかったのか?土井が誘ったけど乗り気じゃなかったのに、どういう心境の変化だ?

それで俺達はバスで帰宅した。土井達はどうやら先に帰ったようだ。まあ、俺達が土井達を無視して二人で遊んだから勝手に帰った土井達を攻める事も出来ねえな。

「……(す〜す〜)」

「こいつ、疲れて寝てるわ」

ここ最近は本当に元気がなかった。土井達と行動してる時もなんか元気がなかったが、ゲームコーナーでゲームしたり遊園地のアトラクションを遊んで少しは元気が戻って良かったと思うよ。大野の場合は夏休みでも、家の稽古や勉強漬けで休まる事がなかっただろし。

それに親に遊園地に連れてきて貰った事もなかったらしいしな。初めての遊園地で少しでも長く遊びたいと思うこいつの気持ちもわかる気がするよ。

夏休みが終わば秋がきて、直ぐに冬が来る。中学に近づくにつれて家の方針で大野との行動も制限されるだろうし、出来る限りは大野の支えになってやろう。

そう思っていたが、まさか夏休みが終わってからあんな事があるとは、俺は、この時は予想もしなかった。

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