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ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
投げハメするならNザンギ
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まあ、独特な趣味とその言動が原因で男子達から敬遠されているが、それを無視させすれば面倒見のいいやつなんだよな。

「何でだよ鬼塚」

「だってハルオは大野さんの彼氏でしょ」

大野の彼氏が俺?何でそうなるんだよ。別に俺は大野とそんな上等な付き合いなんてしてないぜ。やってる事といえばゲーセン巡りや俺の家でファミコンやPCエンジンを一緒にプレイしている以外に特に何も大野にやってないぜ。

「ハルオが一緒の時は大野さん。凄く嬉しそうだったわよ。何度もあんな光景を見たら、誰だって大野さんの彼氏だと思うわよ。それにしても大野さんも変わってるわね。どうしてゲームマニアでゲームしか興味がないハルオを好きになったんだか……」

「言っておくが俺は大野の彼氏じゃないしそこは勘違いするな。今回も知り合い程度に元気がないアイツが元気になればと思ってきただけだ。」

「そんな言い訳をしなくていいから早く大野さんを元気にしなアホンダラ!!」

「痛え!!」

鬼塚に思いっきり背中をビンタされた。それから御花園から遊園地に移動した俺達だが、鬼塚が気を使わせたのか知らないが、何時ものように俺と大野だけになってしまった。途中で土井の奴か無理でも大野と一緒になろうとしたけど、鬼塚が土井を拉致まがいにつれていき「男のチ〇コに骨が……ぐへへへ」とつぶやき……うん、聞かなかった事にしよう。

土井は何か俺を恨めしそうに見てたけど、別に俺はお前を身代わりにしてないよ。

本当だよ……(棒読み

ーーー。

土井達のグループと離れた大野と俺と二人で遊園地をぶらつく。あまり会話は長く続かない。と言うより大野が基本的に喋らないから会話が成立しないって言うのが正しいだけどな。俺が一人だけで喋っているようで少し虚しくなってくるが、しばらくすると遊園地のゲームコーナーにたどり着いてゲームコーナーに入った。

「何処に行っても変わらねえな俺達は。遊園地にまで来てゲーセン巡りとはな」

遊園地のゲーセンって基本的に一世代前のゲームやゲーセンで使用されなくなったレトロゲームを中心に構成されてる。クレーンゲームの景品も何処か、その時代で少し古臭い物が多いんだよな。

まあ、それはそれで遊園地独特なゲームコーナーの味でもある。

「見ろよ大野。元祖ストリートファイターの専用筐体だ。これを知ってるか?」

「……(ふるふる)」

「実はこれがあったからスト2が生まれたと言っても過言じゃない。」

初代ストリートファイター。カプコンから発売されたスト2の前身となったゲーム。スト2の六ボタン方式と違い、ボタンの押す強さによって攻撃力が変化する2ボタン方式が採用された。このボタン方式は後に採用はされなかったが、このゲームの攻撃力が変化するボタン方式は後の
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