2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
地下
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地下にたどり着いた俺たちはまっすぐと一直線の道が続いていたのでそちらに向かった。
「もしかしてお城とか館にあるという脱出の通路かな?」
すずかがそう言ってきたが、確かに昔の館や城にそういう機能があるが、
現代の平和な日本にそんなの必要なのかと俺は疑問に思った。
たどり着いた場所は大きな広間であり左右に扉が付いていた。
「どちらから行く」
「そうね、ここからじゃわからないから、運が良ければどちらかが脱出ルートでどちらかが失敗ルートよね」
「でも情報が無いし」
気配察知をしても、沢山の気配を感じながらもかなり薄い感じが全体に広がっている感覚だった。
「綾君はどちらが良いと思う?」
「まぁアリサが言ったように、わからないからな右から行ってみるか」
「「・・・うん」」
二人もこの不気味な感じで答えが一呼吸があってからだった。
右の扉を開けるに罠がないかを調べてから開けると、少し下り気味の坂があったので、
俺は力ある言葉を発する
『睡眠』
少したってから魔法の目を出したのだが出した瞬間消滅しやがった。
「綾君」
その呪文を使った瞬間。
俺は片膝を着いてしまったのだが、すずかが支えてくれた。
「わるい」
「大丈夫?」
「当たり前だろ」
「あの、ティアさん綾君の事なんですが?」
[呪文の使いすぎですね、この館に入ってからかなりの呪文を使ってますから、足に来たのでしょう]
「ティア!」
[今は強がりも必要ですが、必要以上は危険です]
「綾、少し休みましょ」
「なら、進まずに広間でだな」
「そうね、なんの魔法を使ったの?」
「睡眠の呪文だ、かかれば12時間ぐらいは眠っているはずだ」
「少し休憩しましょ」
「仕方ないか」
俺は悪意からの防御の呪文結界を張ったらすごく吐き気を感じた。
その瞬間すずかが力づくで俺を倒し、膝枕で介抱をしてくれた。
「綾君無理のしすぎ、この結界はどれだけ持つの」
「5.6時間は持つな」
「私たちが見てるから少し休んで」
「だが」
「綾、あんたがそんな状態だったら何かあったら、危ないでしょ
あたしも不思議な力があれば手助けで来たけれど、無いものねだりをしても仕方ないから
今まで起きたことを推理してみるわ」
「俺も」
「ダメよ、あんたはとりあえず体力を回復しなさい
絶対にみんなでこの館から出るんだから
その為には悔しいけれど、あんたの不思議な力が必要なのよ
がから・・・つべこべ言わずに寝てなさい
何かあればティアにお願いしてあんたを起こしてもらうから」
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